昨日の正午過ぎに全世界を駆け抜けた北朝鮮の金正日総書記死去のニュース。この独り言でも紹介していましたが、就任後初の街頭演説に向け、野田総理が官邸を出発した直後に、事態を注視していた秘書官から第一報が届きました。先乗りし現場を温めていた私も急遽官邸にとんぼ返り。その後官邸では、午後のほとんどの会議が中止になり、事実確認や不測の事態に備えての情報収集などで慌ただしい1日となりました。北朝鮮国営テレビが流す映像では、ひざまずいて嘆き悲しむ一般市民の姿が繰り返し流されていますが、近年の脱北者の増加や飢餓状態の多くの市民の現状を考えると、北朝鮮が抱える問題の深刻さを改めて実感します。民主主義が大半を占める世界各国にとって、金一族による三代世襲の専制統治は異様な姿ですし、権力移譲の際の不測の事態は、安全保障や危機管理の観点からも、引き続き緊張感をもって注視していく必要がありそうです。明日予定していた総理の被災地視察はもとより、いくつかの忘年会も当然延期となってしまいました。さて、こういう時の過ごし方はどうしたもんでしょう? 17:45