場外では「退陣」「造反」「分裂」「解散」などと、普段の政局では憚られるような、物騒な言葉も囁かれる中、衆院予算委員会の審議が終局を迎え、最後のテレビ中継入り集中審議や、締め括り総括質疑、通称・シメソーが行われ、採決。与党の賛成多数可決されました。予算の1日も早い成立を期す政権与党と、そうはさせじと抵抗する野党。この構図は立場が逆転しても変わらず、徹底抗戦の方法の一つとして、野党から中井予算委員長への解任決議案まで提案される始末。この決議案の反対討論を任された私は、衆院1期生の時以来、約10年ぶりに本会議場で登壇し、反対演説をさせて頂きました。今夜は延会手続きが取られ、この後深夜2時から衆院本会議が再開され、明け方までには来年度予算案が衆院を通過する見通しです。朝から国会に居ますので、すでに肉体的にも限界を迎えている議員もちらほら。こうした不毛な与野党の攻防には辟易としますが、これで予算案は参院送付後30日で自然成立するため、年度内成立も確実となりました。対応がさらに難しい関連法案にも思いを巡らせながら、深く記憶に残るであろう濃密な2月を終え、深夜の国会では弥生・3月を迎えました。1:30