衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2023年7月5日「復活の木瓜(ぼけ)」上田秀麿

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 子どもの声に耳を傾ける社会をつくりたい。僕はこの思い1本で、前職の高校教師を辞め、2023年春の世田谷区議選に挑戦をしました。
 多くの教え子や仲間に支えられながら、しんどくも充実した選挙戦をやり切り、あとは当選の連絡を待つだけだと思った矢先に、2,471票という現実。選挙は甘くありませんでした。これだけやって勝てなければ、次出ても同じ結果かもしれない。一瞬、迷いもありましたが、応援してくれた仲間や、僕に期待をしてくれた2,471人に応えたい。もう一度、政治の世界を一から学び直すべく、手塚仁雄事務所の門をたたきました。
 今から遡ること約10年、政治との最初の出会いは風間穣都議会議員(当時は世田谷区議)の下でのインターンシップでした。教育政策を早稲田大学で学んでいた僕は、どうすれば教育をや社会を変えられるのかと思い悩み、文科省のインターンシップ教育実習、ボランティア活動など、様々なフィールドに繰り出していました。どれもしっくりこないと思うなかで、政治の現場を見てみようと教育政策に明るい風間区議のインターンに行ったのです。
「ああ、政治家ってちゃんと仕事してるんだな。政治の力でしか動かせない領域もあるんだな」
 政治の現場の躍動感であっという間に過ぎ去った大学4年生の夏の日々の後、僕は留学や大学院進学を経て、高校教師となりました。「子どもの声が大切にされる教育をつくりたい」というならば、やはり学校教師は通らねばならない道でした。
 一人の教師として学校現場を変えていくこと、民主主義の価値や意見を述べることの大切さを子どもたちに伝えていくこと。やりがいのある仕事でしたが、もっと大きく社会を変えるためには、やはり政治の道に進まねばならない。そう思って、風間都議会議員が誕生したのち、その地域を受け継ぎ区議選へ名乗りを挙げました。
 結果は、上述の通り。上田秀麿(ひでまろ)、31歳。改めてよろしくお願いいたします。
 そして、記念すべき最初の「秘書日記」。何を書こうか、なかなかまとまらず、道しるべを求めて本棚を漁ってみるものの、選挙で荒れ放題の我が家。未だに片付けが追い付かず、書類やら選挙グッズやらが目に付くばかり。どうしたものか。ノートパソコンと睨めっこする向こう側に、彼が居ました。
 僕が密かに人生の友と思っている、植物の「木瓜(ぼけ)」。盆栽好きの祖母の影響か、数年前からパキラやサボテンを育てていて、木瓜もその1つです。
 昨夏、室外機の風が直撃する場所に木瓜を置いてしまって、生き生きとしていた葉っぱが一気に枯れてしまいました。もうダメかもしれないと思っていたところ、秋口に一枚の葉が。復活の木瓜。その強い生命力に、感動を覚えました。
 僕も同じです。大学院での研究が上手くいかず、辛い時期がありました。子どもの声を大切にする。論文を通じてそれに貢献したいと願うも、できませんでした。ならば政治で立ち上がる。そんな復活のストーリーを木瓜に重ねていました。
 その木瓜は、今年の春一番で、再び弱ってしまいました。もう一度、復活を。木瓜とともに、歩んで参ります。

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