衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2011年6月20日「GO!GO!目黒サンマの恩返し隊」富川知子

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 新幹線を降りてしばらくすると、違和感を覚えました。ん?なんか明るい…。
 震災後、久々に東京を離れて、大阪に行った際に感じたことでした。
 節電対策で真っ暗な議員会館の廊下や、夜中でも電気のついていない自動販売機、うっかり見過ごしてしまいそうなコンビニにすっかり慣れてしまっていたので、そのギャップに少し驚きました。関西と関東では周波数が異なるため節電をしても意味がないなどと言われていますが、節電をして削減できたお金を義援金に回すなど、被災地以外のひとが小さな心がけをすることで、より早くの復興支援につながるのではと思います。
 さて、今週末は2度目の被災地ボランティアに行ってきます。伊藤悠目黒都議の企画した気仙沼支援ボランティア。題して“目黒区民サンマの恩返し隊”。
「目黒のさんま」は有名な落語の噺のひとつで、タイトルくらいは私も聞いたことがありました。
 しかし、なぜ目黒でサンマなのでしょうか?
 サンマという庶民の魚を殿様のために丁寧に調理したものはかえって不味く、産地から離れた海とは無縁な場所(目黒)で無造作に調理したものの方が美味しいという滑稽噺です。また、殿様がたまたまサンマを食べた場所が目黒でその時の味が忘れられず、
「さんまは目黒に限る」
と信じている無知な殿様を風刺する話でもあります。
 その落語「目黒のさんま」にちなみ、今では秋の風物詩となった目黒のさんま祭りが始まったのは1996年秋。毎年、宮城県気仙沼市からはサンマ5千匹以上が提供され、100人以上の市民が駆け付けてサンマを焼いてくれています。代議士をはじめ、目黒区民が毎年楽しみにしているイベントで、昨年は代議士ファミリーと蓮舫大臣のお伴で私もサンマにありつくことができました。
 目黒区は気仙沼市と昨年、友好都市協定を結び、住民同士の交流、中学生の自然体験を気仙沼で実施するなど、お互いに協力し合い共に発展してきました。災害時相互協定も結んでいるその気仙沼市も、大震災で深刻な被害を受けました。地震直後には大津波に襲われ、大規模な火災にも見舞われました。
 目黒区では震災以降、暖房器具や食料を届け、区職員も100名以上派遣するなどの支援をしてきました。
 気仙沼市の目黒のさんま祭り実行委員会のメンバーの方々は
「目黒区の支援にさんま祭りで感謝の気持ちを表したい」
と漁港が被災し今秋の水揚げが危ぶまれているにも関わらず、今年も例年通り開催することを約束して下さったそうです。大津波で魚市場や漁船が破壊され、亡くなったメンバーの方もいるなか、本当にありがたいお話です。
 私たちボランティアも少しでも気仙沼市民のみなさんへ恩返しをしてきたいと思っています。
 これを読んでくださった目黒区民のみなさん、まだ間に合います。一緒にサンマの恩返し隊に参加しませんか? 被災地のために何かをしたいけど何ができるかわからないという方もいらっしゃると思います。
 ご興味のある方は是非手塚よしお事務所までご相談ください。ひとりでも多くの方のご連絡をお待ちしております。
 そして、まだまだ被災地ではボランティアが必要です。このサンマの恩返し隊も第2回、3回…と続いていけば大変素晴らしいことだと思います。
 節電はもちろん、義援金でもなんでも、私たちができることから少しずつ始めていきたいと思います。その小さなひとつひとつが復興への第一歩だと信じています。

秘書日記

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