衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2005年8月1日 「お中元」橘 秀樹

 首都決戦から早1ヵ月、ようやく静けさを取り戻した手塚事務所とは裏腹に、にわかに活動を開始した伊藤悠新都議会議員。127名中、最も若い都議会議員の誕生に喜び湧いたあの日から、僕も生活の変化に懸命に対応しようとしていた。
「2階に移動してもらっても机がないからなぁ…。」
「今度のスタッフ会には参加してもらう?」
手塚事務所1階奥の小部屋で囁かれるこんなやりとり…。自分のことではないと言い聞かせつつ周囲の挙動不審な立居振舞、そして不自然に合う先輩秘書たちとの視線にビクビクする僕。
 振り返れば都議選直前、思いがけず伊藤悠選対の裏方に配属されることとなった。現在、ともすると選挙期間中よりもハードな日程を難なくこなす伊藤都議に、サポート役として継続し連れ添っている。手塚事務所2階のアパート一室を改装した簡素な伊藤事務所は目黒区議時代から変わらないものの、その職責は一気に倍増し、少しでも負担を軽くするため日常の運転から雑務まで、力不足ながら僕がお任せ頂いているのである。かかってきた電話だって
「ハイ、伊藤事務所のタチバナです。」
とさわやかに応答しているのだ。つい先日も、とある会合のため都庁舎へと向かう車の中
「都議選お疲れ様でした。タチバナさんのためにちゃんと慰労会、計画してますから…。知り合いの女性、紹介する心づもりもあるんですよ。」
物腰おだやかに、そう声をかけてくれた伊藤都議。意気揚々と握るハンドルも軽くなる。ところが、今思えばこの頃から手塚事務所スタッフの様子がどうもよそよそしかったのだ。相変わらず書き直しを続ける秘書日記の提出に、手塚代議士もかなり呆れている様子。「まずい、これはひょっとして…。」 次の瞬間、謎のベールに包まれていたよそよそしさの正体が見えた気がした。
手塚「もううちのタチバナ、手塚事務所では手に負えないから、悠のところで面倒見てもらえないかな?都議会議員にもなったことだし…。。」
伊藤「えっ?!…。しょうがないですね。今のところスタッフもいないから取り敢えず試用期間を経て様子を見てみましょうか。」
 こんなストーリーが展開されているのではとの妄想が脳裏に浮かんだ瞬間、もう暑気払いや忘年会で酔いにまかせて女性スタッフに抱きついたりせず、秘書日記をお立ち台の上で朗読するようなことは決してないよう努力を重ねようと堅く心に誓ったのであります。 さて、こうして師弟間のお中元として贈られた僕だが、お歳暮の折には手塚事務所に戻って来られるのだろうか。とにもかくにも与えられた環境で全力を尽くし、今日もたくましく、そしてさわやかに頑張ります!

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