衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2019年3月11日「新たな時代の『元年』へ」橋本祥平

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  平成「元年」生まれの私としては、まもなく初めての改元を迎えることとなりますが、新しく買った手帳には10連休の予定はおろか、新たな時代の予定は真っ白。頭の中は、出馬を予定する目黒区議選(4月21日)のことでいっぱいです。
 思えば大学(と手塚事務所)卒業後に入社したダイエーでも、「お客様の声に耳を傾ける」、「地域密着」という言葉が大きなヒントになりました。青果で大量の品出しに追われながらも、お客様に話しかけられれば手を止め、クレームの電話があればご自宅まで駆け付けました。就業時間外に地域を歩き、周辺地域の客層や他社の主力商品の価格はもちろん、どの地域のどのようなかたが自店舗に買いに来てくださっているのか、競合店より遠いのにお越しいただいているかたが何を買っているのかアンテナを張り、仮説を立てていくことを当時の上司から学びました。もちろんどの店でも全ては試せませんでしたし、実現してもうまくいかずに断念したことがほとんどでしたが、小さな成功の積み重ねで苦境の店舗でも多くのお客さんに再び足を運んでもらえるようになった暁には非常に嬉しかったことを覚えています。
 また現場を離れて一時期、労働組合にいたこともありました。リストラを続けつつ、イオンの傘下に入っていく過程でした。組合の各店舗での代表者が多様化し、人望のある中間管理職だけでなくパートタイマーや若手の社員も増えた時機でもありました。激動の時期で体調を崩してしまったのが心残りでしたが、制度改定では穴がないか、具体的にひとりひとりの顔を思い浮かべながら考えていくことを当時の上司から学びました。
 組合勤務の任期の終わりは奇しくも2017年10月10日、学生時代にお世話になった親方・手塚よしおの選挙の告示日。復社に際していただいた有給休暇を注ぎ込んで駅頭でチラシを配りながら、自民党政権に戻ってからの5年間は本当に都市部で働くサラリーマンの声が政治に届いていたのか、ふと疑問が湧きました。当時住んでいた和光市(埼玉県)では議員と接する機会や行政の情報を得る機会がほとんどないことへの不満も頭をもたげ、復社しても悶々としながら仕事をしていました。政治の世界に戻りたいという本心に気づくまであまり時間はかかりませんでしたが、学生時代に多くの選挙で候補者の夢を叶えられなかった自分が果たして当選できるのだろうか、野菜や果物を並べている自分に何ができるのだろうか、こういった不安を拭い去れずになかなか決断できなかったことを思い出します。
 地域を歩き駅に立つ中で、有権者の声に耳を傾ける、地域密着、といったことはスーパーマーケットでも政治の世界でも全く変わらないと感じています。また世の中も大きく変わる中、手塚が駅頭で言うように名望家ばかりが政治家になる時代ではないはずです。お金持ちでも世襲でもない若者、地方出身の元サラリーマン、市井の声に耳を傾ける元青果の従業員、ひとりひとりの生活に心を砕く元組合役員、そんな人間が代議員にいてもいいのではないでしょうか。
「戦争を経験せぬ時代」であった一方で「決して平坦な時代ではなく」、大規模災害や不況にあえいだ時代が終わろうとしています。また私事ですが、私の双子の弟のもとに子供が生まれようとしており、順調にいけば「元年」生まれです。新たな時代に「失われた」という冠がつかないことを願うとともに、そのために地域でできることをしていきたいです。まずはその立場に立てるよう、そして次の時代を歓喜のもとに迎えられるよう、引き続き多くのかたの声に耳を傾けながら一歩一歩、活動していきます。

秘書日記

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