衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2005年5月9日 「勢田多谷戦国絵巻」平野春望

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 とある時代のとある国の物語です。天下分け目の戦いである7月3日の江戸議会選挙に向けて127の城を巡るいくさが行われておりました。その中でも最大勢力である自民連盟に対抗するために民主同盟の管領であり豪腕の毛塚ノ守は勢いのある豪族を見つけ出し、来るべき決戦向けて着々と準備をしておりました。
 戦国の世において自家の勢力が拡大しないことはすなわちお家の滅亡を招きます。勢力を増すためには周りの小豪族を懐柔する必要がございます。そのためにポスター、ポスティング、挨拶まわりなどを駆使して勢力を拡大していくのでございます。
 特にお膝元である関ノ将の応援には毛塚国を挙げて応援体制を敷いておりました。関ノ将と数々の戦いを共に戦った盟友、稲ノ将にも応援をするように毛塚ノ守から使者が送られた模様です。
「関ノ将応援のためにぜひ稲ノ将様にもご本人の名簿を出して頂きたい」
と使者。
「わかりもうした。他ならぬ毛塚ノ守様の頼み、無げには出来ますまい」
震えながらも貫禄たっぷりに答える稲ノ将。
 名簿とは武将にとって命の次に大事なもの。それを速やかに出すとは器の大きなお方と稲ノ将の毛塚国内での評判は高まりました。しかしその名簿を元に挨拶まわりをした足軽からある噂が立ち始めました。
「あの名簿はどこかで見たことはござらんか?」
「うちにもある名簿ではないのか?」
毛塚国の穏健派であり城代家老の尾松の方は
「稲ノ守様がそのようなことをするわけがないではないか。皆、頭を冷やせ」
と言っておりましたが、あまりにも家中の不満の声が収まらないために調べた結果、その名簿は過去に毛塚国から稲ノ将に渡された名簿でした。何より信義を大事にする毛塚ノ守は激怒。一大事と言うことで尾松の方が稲ノ守の城へ赴きました。
「うーん、どういうわけかわしにはさっぱりわからんが・・・んっ、なに、そーか。いやすまんのう、尾松の方。どうやら我が城の侍女が勘違いをして名簿を渡してしまったようだ。早速新しい名簿を届けさせよう」
とおどけた様子。今回はどうやら勘違いが原因だったようでござります。しかし世は戦国。自国の利益のためには親や兄弟の命も奪う時代。どんな権謀術数があってもおかしくはありませぬ。毛塚国内で何事にも血気盛んな春野は尾松の方に直訴します。この男、普段は渡来人並みに日本語力がないのにこんなときは饒舌のようです。
「尾松様、今度の名簿は大丈夫ですか。稲ノ将様は信じられません!」
直情型の春野。
「前回のことで『ばげんぞうごん』を浴びせたから大丈夫じゃ。稲ノ将様を信じよう」
いつも冷静な尾松の方。
「??『罵詈雑言(ばりぞうごん)』ですか?」
頭の中に「?」が点灯する春野。
いつもとは違って焦り始める尾松の方。
「はぁ~そうですね」
と、頭の中に花が咲いていると噂の森丸。
「もっともだぁー、もっともだぁー」
と、頭の中まで筋肉と噂の奥山。
  桜のようにハラハラと髪の舞い落ちる蓮道。
  真実は深い闇の中ですが、生き馬の目を抜く戦国時代でも、今の世と変わらぬ大事なことは信義でござります。こんな毛塚軍団ですが「信義」の二文字を旗頭に、いざ選挙となれば力の限り戦うのでございます。いよいよ目前に迫った江戸議会選挙、その日まで一心不乱に突き進む毛塚軍団と民主同盟の豪族達。新しい世の中はもうすぐそこまで来ているのでしょうか。皆様、物語の行方を請うご期待くださいませ。

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