衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2005年10月10日 「オジサン秘書最後の日記」岡本文夫

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 総選挙からちょうど1ヶ月。手塚事務所にも私自身にも、激変のドラマがありました。
 勝ち戦よりも難しく大切な負け戦の後処理に奔走する一方、私は今後の事務所運営に苦悩する手塚に、ある意思表示を行いました。今回の敗戦によって、手塚を支えながら将来の議員を目指して修行する若手秘書たちの夢が断たれることがあってはなりません。
「男一匹、食うくらい何とでもするので、私のことはお構いなく。今後も若い同僚たちを手厚く遇してあげて欲しい」
意見を交わす手塚の目には、涙がうかんでいました。
 そうこうしている頃、TBSから取材依頼がありました。落選議員の秘書のその後を特集したいとの申し入れは、本来であれば大きなお世話と拒否したいものでした。しかし、テーマはともかく、手塚がテレビに登場する機会を得ることは、彼の復活への一助となる効果も期待できます。そうした判断の結果、手塚のインタビューと私が倉庫整理や求職活動するシーンがテレビに登場したのです。
 私にとって驚天動地のドラマが、ここから始まりました。某大臣のご夫人が、たまたまこの番組を見ておられて、私に興味を抱いて下さったのです。秘書からの連絡、大臣による面接と、アッという間に事態が展開。そして、大臣から手塚に電話連絡を頂いたとのこと。お二方の電話の内容までは承知しておりませんが、手塚が私に関する実態以上の説明と推薦をしてくれたことは想像に難くありません。
「岡本さん、これは奇跡です。私に対するお気遣いは一切ご無用。すばらしい縁を大事にして下さい」
再び、頑固オジサンの目には滂沱の涙が湧いてきました。落選に際して、一切部下を責めず、必死に部下の行く末を心配する将としての器。世間がこの手塚を再び必要としないはずがありません。ひとまわり大きくなった手塚が国政の場に必ず戻ってくることを、私は確信します。そして、1年半後の統一地方選挙では、引き続き手塚を支えて行ってくれる若手秘書の中から数名の区議、市議が誕生することでしょう。
 この日記がHPにアップされる日は、私が議員会館に初出勤する日に当ります。万感の謝意を込めて、不屈の政治家手塚よしおにオジサン秘書最後の日記を贈ります。
 また、4年1ヶ月の秘書活動に暖かいご協力を頂きました数多くの手塚支援者の皆さまに、心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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