衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2014年3月18日「体質改善」西崎 翔

私が高校生の頃、当時の小泉政権は、2011年を期限として、国に1年間に入ってくるお金でやり繰りが出来るようにする、いわゆるプライマリーバランスの黒字化を掲げていました。しかし、結局それは達成されず、現在は2020年に目標が変更されていますが、内閣府の試算によれば、それも相当厳しそう。そうこうしているうちに日本の借金は膨らみ続け、1000兆円を突破し、国民の気付かぬうちに、まだまだ積み上がっていく勢いです。
しかし、もう一つ、多くの人が気付かない間に蓄積しているものがあります。それは、花粉。よく言われる話ですが、花粉が体内に入ることによって作られた抗体が知らぬ間に積み重なり、その人の許容量を突破すると、花粉症が発症してしまうのです。
かく言う私も、およそ4年前、隠された財政赤字が明らかになって経済危機に陥ったギリシャの後を追うがごとく、沈黙していた抗体が堰を切ったように暴れ出し、春を愛する心清き人から、春を憎む心の狭き人へと変貌を遂げたのでした。
その辛さは経験しないと理解できないと思いますが、ピーク時には5秒に1回は出るクシャミ、ヘビースモーカーよろしく1日2箱以上のティッシュを消費、朝晩の布団の中ですら落ち着けない、そんな地獄が2ヵ月近くも続くのです。
そして、これだけ医薬学が発達しているのに、特効薬は開発されておらず、残された策は「体質の改善」です。世間ではヨーグルトが良いとかレンコンが良いとかお茶が良いとか、この道の師匠である伊藤ゆう前都議は
「やっぱり漢方が一番だ」
とか言っていますが、体質改善は簡単な道のりではなく、唯一の正解もありません。手当たり次第とは言いませんが、色々な方法を探り、地道に取り組んでいく必要がありそうです。
だとすると、政治の体質改善も極めて難しいものなのでしょうか。冒頭に述べたように、この国の財政状況は改善の兆しを見せていませんが、その理由は、今国会で成立した2013年度の補正予算の内容を見れば明らかでした。2014年度予算案を行革推進会議が点検した際に、無駄だと判断されて削られた約4800億円の事業。なんと、そのうちの約3600億円が補正予算の中に計上されてゾンビ復活していたのです。自分たちで無駄な予算だと削っておきながら、名前を変えてコッソリ通してしまう。そこに行政改革の意思は全く感じられません。この体質を根本から改善しない限り、借金は蓄積し続け、いつか日本国の許容量を突破してしまうのではないかと、心から憂いますし、まさに民主党の役割は、ここを追及していくことだと思います。
結びになりましたが、私の地元である武蔵小山は、小山台高校のセンバツ初出場で大いに盛り上がっています。さすがに甲子園まで応援には行けませんが、都立高校として初の勝利を期待して、遠くからエールを送りたいと思います。ハックション!

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