衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2020年6月1日「歌う明日のために」柿澤雄太

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「戦闘、開始。いつまでも、悲しみに沈んでもおられなかった。私には、是非とも、戦いとらなければならぬものがあった。新しい倫理。」(太宰治『斜陽』)
 新型コロナウイルスの驚異が世界を席巻する中、ポストコロナの文脈で新自由主義への批判的言説を以前にも増して多く目にするようになりました。過度な合理化による社会の脆弱性と、経済至上主義的なグローバリゼーションのリスクが顕在化したという論調です。こと日本に関して言えば、2011年の原発事故を通して、経済至上主義の限界は既に顕になっていたのではないかとも思います。
 更には、かつてペストの流行が近代の幕開けの大きな要因となったことを引き合いに、今回の危機が近代の終焉と大きな社会変革のきっかけになるのではないかとの言説にも触れました。通底しているのは、合理主義や個人主義などの近代的価値が、単なる自惚れや利己主義に堕してしまっているのではないか、そしてそれが今回の危機により露呈したという認識です。
 太宰治は、先の敗戦を本質的には何も反省せず、表面だけ取り繕い何も変わらなかった人間と、その戦後社会の欺瞞性への反発から『斜陽』を書きました。そして、古い道徳や常識とどこまでも闘いながら、新しい倫理の獲得のため強く生き抜く決意をした女性に冒頭の「宣言」を言わしめました。社会システムの変革だけではなく、利己主義を乗り越える人間それ自体の変革を望み、『走れメロス』では利他主義的友情に、彼の理想を投影しました。
 文学の役割と政治の役割は違うけれども、利己主義や経済至上主義を乗り越える「新しい倫理」獲得のための闘いが今こそ必要であると思います。
 人々が相互に不信感を強め、社会の分断が拡がっていくことへの警鐘の声も多く聞こえます。目に見えないウイルスへの恐怖から、自己中心的な他者への非寛容な感情が拡がり、人種や年齢、収入など、あらゆる分断が拡がりつつあることへの強い危機感を感じます。
 まもなくお目見えする、手塚の新しいポスターのコピーは「分断と闘う政治。」です。政治は、今まさに生存の危機にある人々、社会的に弱い立場にいる人々のためにあるという信念のもと、お互いに支え合うポストコロナ社会実現に向けて、新しい政権の選択肢を力強く提示できるよう、手塚と共に日々コツコツ奮闘して参ります。

秘書日記

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