衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2010年8月2日「外苑前事務所と愉快な仲間たち」中村延子

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 5月の最終週、磯田秘書と私の2人に出向辞令が出て、初めて蓮舫外苑前事務所に足を踏み入れました。
 5畳半ほどの間取りが縦に4フロア、狭く急な階段、しばらく空室だったのか埃っぽい室内、道路からの排気ガスで汚れたシャッター。これが選挙事務所になるの?と驚きを隠せない初日を迎えました。
 外苑前事務所の最初の仕事は、事務所の大掃除。1階のタイルを雑巾がけ、全フロアの窓磨き、全フロアのエアコンや換気扇の清掃など…。お掃除のプロフェッショナル友常秘書にお手伝いをお願いしたいくらいの状態。結局、丸2日かかって大掃除を終えました。
 2日目には葛飾の伊藤まさき事務局長の事務所から机や椅子が届き、3日目は備品を揃え、4日目には電話やインターネット工事、コピー機や冷蔵庫などのレンタル品が運び込まれ、やっと事務所らしい形が見えてきました。
 FAX設置と同時に流れ込んでくる各級議員からの諸連絡。選挙ハガキ関係のリストや、総決起大会の動員依頼リストなど、土橋秘書から猛スピードな早口で指示されるがまま、小さい事務所の中を右往左往、上下しました。
 まず事務所開きの準備。演説などのセレモニーを行わない、いわゆる「事務所開き」とは違う形で行われました。
 それが無事に終わると、すぐに総決起大会の準備に追われました。集まって下さる方々にお渡しするチケットを作成したり、4人の大臣が集まる総決起大会になったことから、四谷警察まで集会届けを提出しに行ったり。当日までに必要なのぼり、ポロシャツ、シールなど、各備品がいつ納品されるかの管理。さらには、集会前日に初めて知った「受付責任者」の役割。目まぐるしく色々な仕事を請け負うことになり、何が何だかわからず戸惑いながら、1つ1つ学びながら選挙前のイベントが全て終了しました。
 そして、いよいよ選挙戦が始まる直前、2人の心強い仲間が加わり、磯田秘書と私と一緒に最初の準備段階から共に事務所を切り盛りしてくださっていた川越さんを含めて、5名の多種多様な常駐スタッフで公示を迎えました。
 伊藤まさき都議事務所の川越さん。元は建築関係のイラストレーターで、2級建築士の資格を有する多才の持ち主。持ち前の手際でブラインドの取り付けや、溢れかえるダンボールの整理はお手の物。ボランティアの名札もさすがイラストレーターの技術で格好良く作成してくださった川越さん。
 続いて、初鹿あきひろ衆院議員事務所の神尾さんは身長155cmのミニサイズ。事務局長・伊藤まさき都議がつけたニックネームは「子ども店長」。だけど2ヶ月のベイビーがいる列記としたパパ。なんとなくハガキの仕分けをしていたら、公選ハガキ担当になってしまいました。ハガキに作った「お知らせ欄」に街頭演説案内のシールを貼るなど、95,000枚という枚数も枚数なら、段取りも大仕事。それを全て仕切っていただきました。
 そして、蓮舫さんの旦那さんの早稲田の教え子で、議員秘書を経験してきた須山さん。関口太一遊説局長の下、遊説日程の作成・調整を担当してくださいました。1日に2~3行政区を回るハードなスケジュールだったため、毎日のスケジュール管理は関係事務所との連絡に丸1日がかり。連日遅くまで、翌日の日程を詰めていた姿が印象的でした。
 7月に入ると、馬淵澄夫衆院議員事務所から岩井さんが加わり、よりパワーアップ。ご機嫌に鼻歌を歌いながら、神尾さんと一緒にハガキの整理をしていただきました。楽しい空間に目がない伊藤まさき事務局長や伊藤悠事務局次長もちょくちょく事務所に顔を出していただき、事務所の雰囲気を盛り上げていただきました。
 そんな笑顔が耐えない愉快な仲間たちで助け合い、一緒に戦った選挙戦はあっという間に終わりました。
 蓋を開けてみれば、その人気と知名度で約171万票という史上最高の得票数を獲得した蓮舫さん。蓮舫選対は、爽快な結果と共に幕を閉じる事が出来ました。
 学生ボランティアとして連日街頭にてビラ配りをした6年前とは全く異なる形で、街頭にはほとんど出ることもなく事務所を切り盛りしたこの選挙戦。初体験ばかりで戸惑いも多く忙しさばかりに追われていましたが、同時にたくさんのことを学び、得ることが出来ました。
 しばし燃え尽き症候群でしたが、そんなことを言っている時間はありません。気がつけばあと9ヶ月…。さあ、次は来年4月の統一地方選。焦りを感じつつ、気を引き締めて、来春の戦いに臨みたいと思います。

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