衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2010年7月5日「出向先での雑感」磯田久美子

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 2回目の秘書日記は、国会事務所の秘書業務について書こうと思っていた矢先、5月末より参院選の対応で蓮舫候補の選挙事務所に出向しています。
 建物は極小ながら、場所は外苑前交差点。そばの増田屋やBMWがある三叉路で、銀座なら和光とも言うべき一等地です。そんな場所でも思いのほか庶民的で、高級ブランド店の合間に昔ながらのお茶屋など商店が点在、隣のゴルフショップ店主ご夫婦からゴミの収集日など教えていただきました。
 選挙活動を通じて、まず感じるのは、壮大な紙の消費とマンパワーです。これが選挙の要ですからムダとは言いますまい。
 例えば、ポスター公営掲示板は東京都内14,000箇所以上。公示後即座に貼り回るとして相当の人手がかかります。これ以前に事前の政治活動ポスターを貼ったりはがしたりという作業もやっています。
 また、公選ハガキという候補者の写真やプロフィールを刷り込んだ葉書、これが1候補者につき最大95,000通の発信が認められており、地方議員や協力団体が名簿を集め宛名書きをします。
 さらに集会を行う際、聴衆を集める「動員」という作業があります。規模により1000人以上もお願いをすることがあり、警備の都合上、入場券を渡したりも。必ずしもすべての人が自然に集まっているわけではありません。
 新聞の投書でしばしば、選挙活動のビラやポスターはあそこまでする必要があるのかと問題にされますが、他がやっているからうちもやる。テレビ放映で見ましたが、韓国の選挙でも運動員が揃いのポロシャツを着て、似たような状況らしい。
「せーの、ドン」
で皆で縮小しない限り、選挙のスタイルは当面変えようがないでしょう。
 6年前、国政に登場した時の蓮舫さんは、ショートヘア、肌色が冴える白いスーツで舌鋒鋭く質問を飛ばし、私の中では「踊る大捜査線」の筧利夫が演じるエリート警察官僚の姿とだぶったものですが、当初からその存在感が注目される議員でした。今これほど近くにいるとはいえ、選挙期間が始まっても全国を飛び回っている蓮舫さんと言葉を交わす機会は少なく少し残念です。
 それでも
「蓮舫事務所で働いている」
と言うと、周囲の知人やマスコミ関係者の口から出てくるのは、
「蓮舫さんは、朝早起きしてお子さんの勉強みてるそうだね」
「小学校の行事で他のお母さんたちに混じって係をしていた」
「通販ニッ○ンの服も着るらしい」
と、意外にも生活者としての一人の女性の姿でした。 このカーペット敷きの事務所にもいつ気づかれたのか、蓮舫家の掃除機が秘書の手によって提供され、紙くずやほこりが溜まりやすい事務所のリセットに役立っています。白いスーツの下の生活者目線が、彼女の魅力の1つなのかも知れません。
 ここ最近は、元期間社員によるマツダ工場の無差別殺人あり、サッカーのW杯あり、相撲界の野球賭博問題ありと社会面を賑わす話題が多く、参院選の影が薄いとも言われます。しかし雇用の問題にしても文教・スポーツの在り方にしても、その根幹は政治から。
 私も忙しさと疲労で11日の投票を忘れそうな毎日ですが、久々に家族3人で出かけられるイベントでもあることを楽しみに、世田谷の砧支所で1票を投じて参ります。

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