衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2005年8月15日 「破壊王」名和久美子

 郵政民営化法案が7月5日に衆議院本会議で5票差で可決された日、私に付けられたニックネームは「破壊王」です。
 前日の郵政特別委員会を会館のテレビで見て、委員会が終わった時点で電源をOFFに。本会議当日、衆院本会議を見ようとテレビの電源をONしたはずが、主電源のランプさえつかず、シャットダウン。日頃からコピー機を詰まらせ、お茶のポットの蓋を割り、パソコンをフリーズさせるのは当たり前で、日頃から触るものをことごとく壊していった私に、多少のことでは驚かなくなった先輩秘書さえも、いささか呆れ顔。破壊王・橋本真也氏が亡くなられる6日前のことです。フライング気味ではありますが、破壊王襲名と相成りました。
 衆院本会議郵政民営化法案可決の数日後からマスコミ各社から候補者調査書が届けられるようになりました。その後、参議院自民党の造反議員が18人を超えるかどうかに注目が集まる中、その動きにつられるかのように
「○○事務所ですが、リーフレットがありましたら参考にいただけませんか」
「都議選で作っていたTokyo Manifestの冊子はまだ残っていますか?参考にしたいのですが」
など、会館内も不測の事態に備えて各事務所動き出しました。
 8月5日金曜日の朝に、
「解散の臭いがプンプンするな。最後にマッサージでも行っておきたかったよ」
と、都議選の疲れを癒す間もなかった手塚代議士の呟きに、苦笑いをしながら頷く中村秘書を眺めながら、流れはもう解散に向けて動き出しているのだと実感しました。
 8月8日月曜日、予想以上の大差で郵政民営化法案は参院で否決され、手塚事務所の面々も役割分担された仕事に向けて走り出しました。解散を受けて、夜の19時から行なわれた衆議院最後の本会議で行なわれた恒例の万歳は、勢いよく万歳をする民主に比べ、バラバラと聴こえる与党側からの万歳の声。この勢いの違いが選挙戦を占う結果となるのでしょうか。
 私にとって手塚代議士のもとでの初の総選挙となります。敵も破壊してきたけれど、自らも倒れるまでリングに上がり続けた故・橋本真也氏と、僭越ながらも同じニックネームをつけてもらったのです。周りのものを壊すのは少しお休みにして、精魂尽き果てるまで頑張りたいと思います。
 ちなみに手塚代議士は、
「板橋の山田優だね」
と、真顔で言ってくれることもあります(笑)。

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