衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2010年4月19日「インターン日記2」三好愛由生

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「政治」と聞いて思い浮かぶもの ―― 殺伐とした事務所、仏頂面で椅子にドスンと腰掛ける議員、機械のように淡々と仕事をこなす秘書、山のように積み上げられた書類、そして密談・内緒話。
 これらは、私が議員インターンシップを始める、つい2ヵ月前まで抱いていた政治に対するイメージでした。おそらくその多くは、テレビ・新聞で取り上げられるスキャンダルや汚職の報道、ドラマでよく登場する悪役の議員などが元になっていたと思います。ですから、これらイメージに根拠はまったくありません。
 しかし、そういったイメージを抱くしかないほど、政治が遠い存在だったのは事実です。今回インターンシップに参加した理由も、ひとつは単に大学生の長い春休みを無駄にしないためでしたが、もうひとつはこの政治との距離感を少しでも埋めるためでした。
 さっそく始まった事務所でのお仕事は、バイト経験の乏しい私にとってすべてが新鮮でした。朝の掃除に始まり、ストックしてあった資料の整理や、100通を超える郵便物の発送準備、電話の応対、パソコンを使った打ち込み作業、国会内の委員会の傍聴などなど。こんな機会だからこそできる、ありとあらゆることを経験させていただいたように思います。
 その中でもとりわけ思い出に残っているのは、駅頭でのチラシの配布です。
 この業務では、駅の前に立ち、向かってくる通勤客ひとりひとりに
「おはようございます」
とご挨拶をしながら、チラシを手渡す、こんな作業を1時間ほど行います。一見単純作業に思えましたが、最初は緊張のせいか自慢の大声も発揮できず、次々とチラシをさばく秘書の方々とは対照的に、悪戦苦闘。
 ようやく慣れてきたところで、徐々に受け取って下さる方が出てくると、議員にあるいは政治に興味を持っている方と直接触れ合えているようで、とても嬉しく思いました。また、厳しい冷え込みにも関わらずわざわざポケットから手を出して受け取って下さったときや、
「ご苦労さま」
「がんばってね」
などと声をかけて下さったときは、胸が熱くなったのを覚えています。
 駅頭の配布作業は、朝も早く大変な仕事ですが、たくさんの有権者の方に触れあえる大切な機会であることも肌で感じることができました。
 こうして、手塚事務所での2か月はあっという間に過ぎました。
 今回のインターンシップで、政治家の事務所でお仕事を手伝わせていただいたことで、これまでモノクロだった「政治」が具体的に見え始め、少しずつ彩られていったように思います。最初の問いにも、今なら自信を持ってこう答えることができるでしょう。
 「政治」と聞いて思い浮かぶもの ―― 和気あいあいとした事務所、常に行動力のある議員、社交的で優しくパワフルな秘書の方々、皆で協力して準備する書類・ポスター・マニフェスト・郵便物、そして笑顔の絶えない仕事場。
 事務所の皆さん。最後になりましたが、未熟な私に色々と親身に教えて下さり、本当にお世話になりました。毎回楽しく仕事をすることができたのは、すべて皆さんのおかげです。どうもありがとうございました!
 …と書いて、3月末にインターン日記を提出した私が、4月より非常勤学生スタッフとして、事務所にお世話になることになりました。改めまして早稲田大学2年の三好愛由生を今後ともよろしくお願いいたします。

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