衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2006年1月16日 「宴の縁」中村公太朗

 最前列のアリーナ席から飛ばされる怒濤の野次、また野次。しかしここは姉歯建築士の証人喚問の場ではない。
 女性は綺麗なドレスに身を包み、少々赤い顔をした男性は入場の度にたたらを踏む。しかしここは社交ダンス会場でもない。
 手塚よしお、野田佳彦国対委員長、松本剛明政調会長、蓮舫参議院議員と並ぶテーブル。しかしここは民進党役員会ではもちろんない。
 聖夜をいよいよ1週間後に控えて、お洒落な化粧を施された豪華絢爛なツリーがそびえ立つ冬の全日空ホテル。そこにお集まりいただいた親戚、友人・知人、そして分不相応な来賓。伊藤悠都議の流暢な司会で進められた披露宴は、まさに笑いあり、少しの感動あり、またまた笑いありの、とても楽しい宴になった。
 ご存知リハビリ中の井上裕美子秘書も車椅子で駆けつけ、溢れんばかりの熱い想いをスピーチにし尽くせなかったM秘書、花より団子・会話よりワインを手酌で堪能しているO秘書、まだ見ぬ伴侶を探そうと新婦友人席を狩人の眼で物色するT秘書などなど、手塚秘書軍団がそれぞれ楽しんでくれているのも、高砂の席から見ていて手に取るように分かった。手塚事務所開設以来初の慶事に、手塚をはじめ秘書軍団は、一も二もなく心の底から喜んでくれた。それはテンションがあがりにあがった秘書軍団が、新郎の両親が参加するという異例の二次会にほろ酔い気分で突入し、そのほとんどが最後には正体を無くしたという事実が全てを物語っているだろう。決してただ単に酒を飲み、馬鹿騒ぎをしたかった訳ではない・・・と信じたい。
 それにしても披露宴に参加いただいた顔ぶれを見て、人生の各章でそれぞれお世話になり、また迷惑をかけてきた顔ぶれで、今まで素晴らしい縁に恵まれてきたことにあらためて気付かされた。きっと今後出会う縁にも助けられていくことだろう。手塚よしおの下で学べた縁、こんなにも楽しくて暖かい秘書軍団と共に仕事が出来た縁、そして今これを読んで頂いている方々との縁。袖触れ合う全ての円で買えない縁に、心から感謝して、大切にしていきたいと思う。
 そして何より妻に出会えた縁が、天から授かった最大の福音に間違いない。果たして愛と責任がおまけとしてついてきたこの縁が、自分をどのように強くしてくれるのだろうか。ボクサーは守るものが出来るとパンチが重くなるという。
 宴の明けた次の日、乾杯を重ねるたびに掲げた腕は、軽い筋肉痛と愛と誓いを込めた指輪で、少しだけ重くなっていた。

秘書日記

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