衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2010年2月1日「収支報告裏話」土橋雄宇

 政治家事務所で1年のうちに最も忙しいのが新年の1月。毎年のことと言えども、年賀の挨拶まわりに、2月初旬まで続く新年会ラッシュ。そして1月20日前後に恒例の党大会があったかと思えば、息つく暇もなく通常国会が招集されて、予算審議モードに永田町全体が突入する。
 去年の今頃は、
「さぁ予算が上がったら、いよいよ4月解散だ!」
なんて息捲いていたな~、としみじみ振り返れば、何だか取り壊された五本木事務所が懐かしい。
 そんな繁忙期の事務所模様を少々。
 この時期、政治家秘書にとって悩ましいのが「収支報告書」の作成だ。
 手塚事務所でも、膨大な領収書の山に埋もれて、慣れない手つきで電卓を叩く富川秘書を中心に、2009年の収支報告書作成に勤しんでいる。
 調べりゃ分かることなのでアッサリと書いてしまえば、例年の事務所の収支が年間2000万円~3000万円。昨年は選挙があったので、1.5倍以上の収支になっており、皆様からお寄せいただいた個人献金もここに含まれている。
 これを多いと見るか少ないと見るかは人によるが、手塚事務所の10年分以上に当たる4億円もの資金を扱う議員事務所を傍目に見れば、うちにもそれぐらいの資金があれば、あの時チラシとポスターが増刷できたな~、壊れて効かなくなった冷蔵庫がもっと早く買い替えられたな~、と小さな妄想は膨らむばかり。週末に碑文谷ダイエーの前でビラ配りをすると、「ロト6で4億円」の旗が宝くじ売場の前で風に踊り、何とも居心地の悪さを感じるようにもなってしまった。このモヤモヤ感は早く払拭したいのが本音だ。
 とは言っても、秘書の立場で出来ることといえば、せめてミスのないように自分たちの報告書を作ることぐらい。システム的には、現実に合っていないおかしな会計ルールなどもあって、文句の多少も言いたくなるが、そこは法律に則って粛々と作成するしかない。
今年からは、税理士・公認会計士の会計監査も正式に義務づけられ、領収書の1枚1枚を細かくチェックしてもらうことになるので、なおのこと緊張感を持って作業をしている。
 そんな夜遅くまで延々と続く作業に追われる中、とある小さなニュースが。
「平日にデートのできる財務省にする!」
 新たに財務相を兼任した菅直人副総理が、画期的な省庁改革案をぶち上げたのだ。
「英国の財務省では、夕方6時になれば仕事を終えるが、仕事の中身が日本の財務省に比べて劣っているわけではない」
そう言えば、課長・島耕作も、こんなセリフを吐いてたっけ。
「残業は、仕事の出来ない奴のエクスキューズだ!」
 さあ、さっさと収支報告書を仕上げて飲みに行こうか。と思っても、携帯に届くお誘いメールは、今宵も松田目黒区議からのものばかりでした…。

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