衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2003年8月18日 「決めぜりふ」宮川光二

 手塚事務所での受け入れも今年の夏で7回目になります。
 議員インターンシップも徐々に世の中に浸透してきたようで、新聞や雑誌などから取材を受ける機会も多くなってきました。全国紙ということで気合いも入り、取材前日からイメージトレーニングを繰り返していました。国会開会中の官僚のように、想定問答集を徹夜で作り、暗記。その中には、いつか使ってやろうと思っていたセリフもこっそり忍ばせておいたのです。そのとっておきの決めゼリフを使える瞬間は、取材の最後にやってきました。
 「ところで、なぜ議員事務所でインターンをやろうと思ったんですか?」
来た来た!笑みを噛み殺し、ひと呼吸おき、十分ためてから
 「運命みたいなものですね」
ついに言ってやったぞ!気持ちいい!実はこれ、手塚のマネなんです。
手塚事務所に来るインターン生が、手塚に必ず聞く質問に
「手塚さんは、なぜ政治家になろうと思ったんですか?」
というのがあります。以前その質問に対して、面接に同席している私の隣で手塚が
「理由は色々あるけど、一言で言えば、天命かな」
と答えたのです。これがあまりに格好良かったので、いつか自分もと、秘かに思っていたのです。
 新聞掲載当日、いつもより早く自然に目が覚めた私は新聞受けにダッシュ。前日に同じ特集で伊藤悠区議も取り上げられていたので、同じ土俵に乗れて鼻の高さも二倍、となるはずの私の目に飛び込んできたのは
「政治家志望は二割くらい。他は政治の世界に対する興味が動機」と議員インターンに来る学生の簡単な説明をしたところだけ。格好良くあのセリフが載っているのを期待していたのに…。たったの3行…。後輩の藤本君よりも小さいし…。せっかく全国紙に名前が載ったのに、周りからの反響も、
 「25歳の早大生ってだけで怪しいな」
という、にやにやした伊藤区議からのただ一言だけでした。
 何事も修業です。いつの日か、格好良く「天命です」と決めるべく、これからも日々精進です。

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