衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2013年7月29日「サイレン」木村祐介

 ふとテレビを点けてみるとサイレンが鳴り響いていました。時が経つのは早いもので、大阪桐蔭の藤浪晋太郎投手の活躍した昨年の甲子園からもうすぐ1年。高校球児たちの熱い戦いがまた始まります。
 さて、我々の戦いであった、17日間にも及ぶ長く険しい参議院選挙が終わりました。
 初日は、世田谷区内の約900ヵ所ある公営掲示板にすずきかん候補のポスターを貼るのに丸1日を費やし、2日目以降は全国比例の候補者のポスターを東京5区、6区内に貼り回りました。さらには、遊説の受け入れや「異次元の」電話かけ作戦など、作業は多岐にわたりましたが、私自身も選挙経験4回目となり、スムーズに選挙戦を戦えたのではないかと思います。
 迎えた21日の投開票日。私は初めて全国比例区の開票立会人を務めることとなりました。投票が締め切られる20時頃、開票所である大蔵総合運動場内にある体育館へ向かいました。連日の遊説活動から肌が真っ黒に焦げた、東京選挙区担当の藤井まな前世田谷区議と情報を交換しながら開票を待っていました。各投票所から次々と運ばれてくる投票箱。世田谷区は面積が広いことから、全ての投票箱が揃うまでに1時間かかり、21時になって選挙管理委員長の合図とともに開票作業がスタートしました。
 作業台に乱雑に放たれた投票用紙が、300人以上いるであろう開票スタッフに次々と仕分けられ、政党ごとに500票ずつで結束されたものが開票立会人のもとへと運ばれてきます。
 開票から2時間が経過。開票スタッフから比例の政党名が書かれた投票用紙の開票が終了したことを告げられました。目の前に積み上げられた票を比べてみますと、覚悟していたことではありましたが明らかに民主党の票が少ない。自民党だけではなく、共産党、そしてみんなの党よりも得票が少ないという現実を突きつけられました。
 次に運ばれてくる票は比例代表の候補者が書かれた投票用紙ですが、ここで差がつくとは考えづらい。全国比例は7議席の獲得にとどまり、公示前は86あった民主党の議席も59と大幅に減らすこととなりました。国民の皆さまに大変厳しい審判を受ける結果となってしまいました。
 しかしながら、このような逆風の中でも、東京選挙区のすずきかん候補の得票は、世田谷区においては5位を収めることができました。この結果は、日頃の我々の活動を理解してくださっている皆さまの支援の賜物だと感じております。支援者のために、生活者のために、そして日本の未来のために絶対に成し遂げなければならないことがあります。我々は投げ出したり、逃げ出すということはありません。また一歩ずつ、前を向いて茨の道を歩いて行く覚悟を再認識した17日間でした。
 次は統一地方選です。厳しい戦いになることは必至ですが地道にコツコツと活動してまいりたいと思います。
 もうとっくに試合開始のサイレンは鳴り響いています。

秘書日記

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