「名もない花には名前を付けましょう~」
「この世に一つしかない」
「冬の寒さに打ちひしがれないように~」
「誰かの声でまた起き上れるように~」
(コブクロ「桜」)
この歌を聞くと、今でもあのときの場所や場面や人々の顔が思い出されます。
2007年7月の参議院選挙にむけた各陣営の動きが目立ち始めた、5月のGW後。私は当時、あるタレントさんのマネージャーをしていました。その方が参議院比例区の候補者になることが決まり、選挙スタッフとして、マネージメント会社から政治の世界へ行くことになりました。手塚事務所の一角をお借りして政治&選挙活動をはじめようと一歩を踏み出した、そんな時期です。
政治の世界では右も左もわからず不安でいっぱいの私に、事務所のスタッフ達はやさしく接してくれました。候補者の車の中では毎日エンドレスに流れるコブクロの「桜」。7月の選挙にむけて着々と準備を進めていた頃が、この歌を聞くと昨日のことのように思い出されます。
あれから早いもので、もう6年の月日が流れ、2007年当選組の改選の時期がまもなくやってくるのです。
自分の目で見た政治の世界は、選挙というハードルをひとつひとつ越えて結果を出し続けなければ生きていけない、過酷な現実と向き合う「とても厳しい世界」でした。参院選、都議選、総選挙、また参院選、統一地方選、区長選・・・など、次から次と選挙、選挙、選挙!
でも、選挙を越えなければ議員でいられません。議員でいなければ、ただの人です。議員の存在理由は何でしょうか?それは、国民の代表としてどれだけ地元の方々に寄り添い、声を受け止め、行政との間を取り持つ役割を果たすかに尽きると思っています。
2009年の総選挙から、正式に手塚事務所の秘書として働き出して丸4年。私が過ごしてきた日々もすぐに過去のものとなり、記憶の中に刻まれることになります。詳しくは、BackNumberで「うなずきえりちゃん秘書になる」をお読みください(笑)。
うしろを振り返ると、自分の歩いてきた足跡がみえます。自分はこの世界に少しでも貢献できたのだろうか。答えはまだまだみつかりません。この先の道も、自分自身で足跡をつけながら、一歩ずつ前を向いて歩いて行かなければなりません。
いま、最初に越えなければならないハードルは、6月23日の都議会議員選挙です。4年間コツコツと地元に寄り添い、必死に戦ってきた伊藤悠都議と、最後にバンザイが出来るように、全身全霊をかけてフル回転で行きます!!
その足跡の重みに気付き、応援して下さる方がいると心から信じています。
「あの頃の済んだ瞳の奥の輝き」
「時の速さに汚されてしまわぬように~」
(コブクロ「桜」)