衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2011年4月18日「今だからこそ」名和久美子

 4年に1度、地域の代表を決める選挙が近付くと、
「区議選に出たいんだ」
と突然の告白あり、
「この方も区議選に出るんだ!」
と嬉しいサプライズありと、期待で胸高鳴ったり心配になったりと、慌ただしくなります。
 ただ、今回は3月11日に東日本大震災が発生。震災時、議員会館で取材を受けていた代議士は、間もなく立ち上げられた党地震対策本部に呼ばれ、国会に設置された本部につめる日々が続きました。選挙間近のこの時期は本来であれば公認候補とともにライフワークである駅頭に立つところを一時お休み。対策本部での仕事を最優先の日々が続いていましたが、東京では当初の日程通り4月17日から統一地方選挙が行われることが決まり、ついにその後半戦が始まりました。
 この日ばかりは目黒・世田谷あわせて28人の公認候補をかかえる総支部長として分刻みで各候補の元へと駆け回りました。震災後、被災地へ送る義援金を集める活動を続けていた候補も、告示と同時に街へ飛び出していきました。
 今回は今までにない自粛ムード。選挙カーを使わない選挙はお手の物とはいえ、防災対策へ話題が集中するなか、なかなか差別化を図ることも難しいかもしれません。しかし今回の震災で東京でも帰宅困難者が続出し、計画停電により日常生活に支障が出たことも事実。震災時、富川秘書、渡辺秘書とともに議員会館にいた私は、電車もいつ復旧するかわからず、2人よりも自宅が遠いこともあり富川秘書に泊めてもらえないかお願いしましたが、あっさり断られ、議員会館に泊まるか歩いて帰るかを悩んでいたところ、なんとか家族に迎えにきてもらえることになりましたが、帰り道多くの人が都内を歩く姿が見られました。
 帰宅困難者のために各自治体でも避難所を設け、様々な対策が取られましたが、東京でも今回以上の震災が起こらないとも限りません。今回の震災で自治体での防災対策がいかに重要かを実感したこともあり、世田谷区長選を含め区民の代表を決める大切な選挙に候補者全員身を引き締めて臨んでいます。ぜひ投票所に足を運んでいただきますようお願いいたします。
 秘書としてだけではなく、なにやら落ち着かない投開票となりそうな24日を無事に終えることができることを切に願いつつ…。

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