衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2011年11月14日「官邸入り!」名和久美子

 9月5日に代議士が野田内閣で総理補佐官に就任して2ヵ月半。代議士の仕事場はすっかり官邸に移り、顔を見るのは1週間に2回程度。補佐官就任前までは
「今日はさすがにこの日程だと少し疲れた顔してたな…」
などと、公務が入っていない時間でも、打合せや電話で働きづめの代議士の様子を見ていましたが、最近は日程表をみて
「代議士、今日も朝早くから忙しそうですねぇ」
と、なんとも他人事で実感がない気が抜けた言葉を発してしまい、反省。
 代議士の仕事場が官邸に移ったこともあり、日頃は議員会館で働く私も、お使いでは官邸へ行くことになりました。
 議員会館への入館の際も金属探知器に荷物を通すなど、セキュリティチェックはありますが、そこはやはり官邸の方がセキュリティレベルは数段上。秘書だからといってすんなり入れてもらえるわけでもなく、官邸スタッフに事前にその都度入館手続きをとっていただくことになっています。事前登録してもらっていても、官邸パスを持っていない私は官邸の敷地に入る前で警察官に止められてしまい、警察官が私が訪問する予定が入っているのか確認、確認が取れて初めて官邸内に入れてもらえます。その後も官邸内に入るときも受付で確認があり、補佐官部屋に行くまでの道のりは長いのです。
 セキュリティチェックも終わり、ようやく官邸内に入ると、よくニュースで使われている官邸内を政治家が歩く映像が取られている場所があり、
「ここで撮影されてたんだ~!」
とミーハーにも興奮してしまったり、物珍しげにキョロキョロしていたら、その様子を見て警備の方から
「どこへ行かれる予定ですか?」
と心配してくださっている半分、私の挙動を訝しく思っている半分というところでしょうか。補佐官室へ続くエレベーターへテキパキと誘導していただき、用件があってきたことを一瞬忘れかけた私をお仕事モードへ引き戻していただきました。
 エレベーターを降りてから補佐官室へ入るまでにも官邸スタッフの方に鍵を開けていただいたりと、ビジターの私が補佐官室に到着するには官邸スタッフの方に色々とお世話になりました。
 やっと補佐官室へ到着し、資料を取りに来た旨を伝えると、補佐官室にはないとのこと。
「先ほど他のお部屋で打合せをされていたので、そこかもしれません。見てきますね」 
とご親切に言っていただきましたが、普段は数人いるはずのスタッフの方が1人しかいらっしゃらなかったので、
「お忙しそうなので、私が見て…」
と言おうとして思い出しました。
 各ドア自動ロックがかかる官邸では用がないのにうろうろすると出られなくなる可能性があることを。もちろん色々な情報が集まってくる官邸ですから情報セキュリティの問題もあるでしょう。笑顔で資料も探してくださり、無事資料が手に入り一安心ですが、とても多くの方のご協力をいただきました。
 総理補佐官になり、私たちだけではお手伝いできない仕事も多くなり自分の力量のなさを実感することもありますが、そこは優秀な官邸スタッフの方々に教えていただいたり、ご協力いただきながら、総理を一生懸命支えるべく、早朝から夜遅くまで仕事をしている代議士を、心もとない秘書ながらも支えていきたいなと思っています。

秘書日記

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