衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2010年4月12日「インターン日記1-留学生の体験記」王バイ綺

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 早稲田大学のインターンプログラムで、手塚事務所にお世話になった中国からの留学生の王バイ綺と申します。
 事務所でインターンを始めてから、気がつかないうちにもう2週間が経ちました。ここでインターンをするきっかけというと、自分でもはっきり言えないぐらい偶然でした。
 私は去年の9月に来日し、交換留学生として日本で1年間勉強する予定です。そんな短い期間中、何をすればいいか全然見当もつきませんでした。とはいえ、交換留学生といって、もう3年生にもなったので、いよいよ就活も始めなきゃという心配もあり、さぁ積極的に何かをしようというタイミングで、今回のインターンプログラムに出会いました。
 私はそもそも国際交流事業に関心があり、日本に来たからには、日本の政治・社会の様子を近距離で見ることができれば何よりだと思います。そんな思いを持ちつつ、手塚事務所へ申し込みをする決心をしたのです。
 この2週間を振りかえってみると、学校よりも勉強できたとしみじみ実感しました。初めの1週間は永田町の議員会館での体験でした。日常作業のほか、毎日、衆議院の委員会などの会議を見に行きます。そこで、あるエピソードが。
 私は、今の段階で、日本語のスピーチを全部聞き取れるわけではないので、常に電子辞書の携帯が必需です。国会内は警備が厳しくて、委員会へのモノの持ち込みは、申請や許可が必要なのですが、おそらく普段は毎日電子辞書を持ち込むようにお願いをする人はめったにいないので、行く度に警備員の方々から
「電子辞書の方ですね」
と声をかけられました。
 これについては、少し嬉しかったけれども、日本語をもっと勉強しなきゃという気持ちにもなりました。
 毎日、国会議事堂駅から地上に出る時、日本の政治の中心らしい風景が広がってます。スーツ姿の人たち、道端の警備員たち、国会見学に来る小学生・中学生・お年寄りたち。インターンの仲間によると、都内の生徒たちはほとんど小学生のときに国会見学をしに来て、東京以外の生徒たちは中学校のときに来ることが多いらしいです。まぁ、私は海外だから、大学のときにやっと日本の国会見学を成し遂げられました(笑)。
 先週は、地元事務所で駅頭とポスティングを体験しました。日本に来る前には、中国でキムタクの「チェンジ」を見たことがあります。日本の政治家の事務所は果たしてどうなのかは、やはりに気になりました。今度は身をもってその場にいて、ドラマのシーンと照り合わせて、深く感じたのは、常に早起きして仕事をする人はサラリーマンだけではなく、政治家も毎日早起きして、駅頭演説をしています。そして、ポスティング中は有権者の皆様とちゃんと挨拶をするのも印象的でした。
 今回のインターンは短いものの、多くの方々と出会い、私にとっては忘れがたい思い出になります。手塚さん、秘書の方々、学生スタッフの皆様、インターンの同期生の皆様からいろいろと勉強できました。普段のおしゃべりでも、一緒に作業をするときでも、いろいろな考え方が飛び交うことによって視野を広げてくれます。そして、皆さんからよく面白い日本語の単語も教わりました(笑)。これが、一番すぐに役に立ちます。
 私はあと半年で帰国しますが、今回のインターンをきっかけに、これからさらに国際交流の架け橋になれればいいなあ、と思っております。

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