衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2004年8月23日 「つかの間の休息」岸本桂司

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 昼間でさえ人影はまばらで、夜になると暗闇の静寂の中に蛍の光が一つ、また一つと…。そう、ここは東京ではありません。大学の夏休みを利用して、私は岡山県の実家に帰省しています。
 保守王国ともいわれ、自民党の牙城のであるここ岡山でも、先の参院選では民進党躍進の旋風が吹き荒れ、見事に民進党候補が自民党候補を打ち破ったのです。岡山のような地方にも変化の芽が芽生えようとしていることの現れなのではないかと思います。
 変化には自然発生的なものと人為的なものがあると思いますが、人為的に発生させた変化のひとつに手塚の選挙手法が思い浮かびます。選挙に街宣車を全く使わない手法は、手塚事務所で学生秘書として働き始めるまで直に選挙に接したことのなかった私にとって、それはそれは衝撃的でした。その手法についてはこの秘書日記でもくどいほどに取り上げられているとは思いますが、何度言っても言い過ぎることはないことだと私は確信しています。
 しかし、岡山に久方ぶりに帰って、またひとつ考えるところがありました。というのは、日本全国様々な特性を持つ地域毎では、また違った選挙のやり方があるんだろうなぁ、ということです。選挙についてほとんど何も知らない素人の視点で非常に恐縮なのですが、民家の土地の面積より水田の面積の方が圧倒的に大きく、公共交通機関がそれほど発達していない私の地元のようなところでは、駅頭での演説を選挙活動の主軸に据えた手塚の手法はあまり効果を持たないかもしれませんし、同時に、田舎用の手法は都市部では効率的ではないでしょう。
「そんなことは当たり前のことだ!言うまでもないぞ!」
と手塚や先輩秘書に怒られそうですが、そんな当たり前のことが手塚が実践するまで為されてなかったのではないでしょうか。私のわずかな経験の中で知る限りでは、どの候補者も似たりよったりでした。その地域の特性に見合ったやり方があるはずです。住宅の密集する都市部で街宣車による名前の連呼を大音量でされたら、住民にとってはたまったもんじゃあありません。それだけに、どうすれば自分の主義主張が最も効果的に有権者の耳に届くか、それ最優先に考え、他の候補者との差別化を図った手塚の手法は大きな価値をもつと思うのです。
 次の選挙はいつになるのでしょうか。手塚の秘書である以前に一人の有権者として、今度はどの候補者からどんな画期的な手法が登場するのだろうか、を楽しみにしながら選挙を待ちたいと思います。そんなことを考えながら、もう少し田舎での生活を満喫させてもらいます。

秘書日記

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