衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2003年9月15日 「祝!免許取得」藤本浩輝

 秘書日記をご愛読の皆様、大変ご無沙汰しております。伊藤悠担当学生秘書(アルバイト秘書とも呼ばれてますが…)の藤本です。しばらく秘書日記に登場していない間に私が何をしていたかと申しますと、東京から400km離れた山形は新庄で自動車の合宿免許に挑んでおりました。伊藤が運転席で、私が助手席に座っているのではどう考えても異常事態で、周囲からのプレッシャーも日々大きくなり、一刻も早い免許取得が必要だったわけです。
 満を持して到着した教習所。目の前に広がるのは私の故郷岡山に勝るとも劣らない一面の田園風景でした。万が一コースアウトしようものなら田んぼへダイブ!という大変スリリングなコース設計です。
 ある夕暮れ時、カエルの大合唱をBGMに教習車を走らせていると、助手席に座っている教官が、
「稲に実が全然つかねぇ」
と一言。詳しくお話を伺うと、記録的な冷夏の影響で今年の米のデキは10年前の大不作と酷似しているとか。思ってもみないところで地方視察をしてきた気分です。兼業農家をなさってらっしゃるこの教官一家が案じられます。
 教習が始まり3日。早くも五本木ホームシックにかかった私は、手塚や伊藤、また先輩秘書から届く励ましのメールを希望の光に教習所生活に耐えておりました。しかし今回、私が泊まったのは山奥の由緒正しき温泉宿。もちろん携帯は圏外です。携帯は時計の役にしか立ちません。苦労して携帯の通じる場所を探して読むメールは一層五本木を恋しくさせます。教習後、宿に戻っての夜間も、特別することがなければ自ずと就寝時間は早くなるもの。また、ジャンクフードばかりだった東京の独り暮らしとは違い、三食しっかりと栄養バランスの取れた食事のお陰もあり、まるで修行僧のような非常にカラダにやさしい日々を送ることができました。
 悠久の山形時間にどっぷりつかってしまった頃、しばらく五本木からメールの届かない日が続きました。
「俺もついにホサれたか…」
手塚事務所の市民権剥奪の不安と恐怖にかられ、背水の陣で臨んだ卒業検定は何とか一発合格。ホッ。
 そして、鮫洲の決済も下りいよいよ念願の東京デビューです。しかし、津波の如き交通量。当然の如き路駐。雲霞の如き歩行者。片側1車線の道路しかなく、時には農道でトラクターとすれ違うことさえあった山形の道路が今となっては懐かしい限りです。迫り来る後続車に動揺し、右折レーンに入ることもままならない私が2週間かけて取ったのは、どうやら生粋の「山形免許」だったようです。
 早急な「東京免許」への更新が必要であると悟り、松田校長の厳しくも温かい講習が評判の「MATSUDA DRIVING SCHOOL」への入学願書を手にし、運転技能の向上はもとより安全運転の堅持を誓った藤本であります。

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