衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2003年6月23日 「我が輩は板である」岡本文夫

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 我輩は板である。板といってもそんじょそこらに転がっているボロ板ではない。手塚が総支部長を勤める民進党東京都第5区総支部の「広報掲示板」という、党と地元の有権者の方々とのコミュニケーションを推進する重要な任務を背負った板なのである。
 我輩の直近の任務としては、早ければこの10月にも行われるかも知れない衆議院解散総選挙に当って「東京5区に手塚あり!」と天下に知らしめることである。
 そもそも、我輩が東京5区にデビューを飾ったのは今から5年ばかり前であった。熱心な手塚支持者のご理解を得て、お宅の壁や塀の一角約50箇所に座らせて頂いた。しかし、その後お宅が建て替えられたり、道路が通って住宅が取り壊しになったりしているので、一度現状に合わせて設置見直しをさせて頂こうと事務所スタッフたちが考えたようである。キャンペーン大好き人間が集まっている手塚事務所のこと、さっそくスタッフたちは現状調査と新たなお願いに東京5区に散って行ったのである。
 キャンペーンを開始して数週間が経ち、新規に設置をお許し頂いたのは既に40数軒。
 この種の獲得競争になると年甲斐もなく張り切るのが、一人で事務所の平均年齢を上げている某秘書(あえて本名を秘す)。初日に数軒の設置許可を得て帰った彼は、かわいそうに手塚から叱責まがいの確認をうけていた。
「おじさん。まさか、そのヒゲで支持者の方を脅かして了承を得てるんじゃないでしょうね?」
「ま、まさかっ!手塚さんの声望のお陰に決まっているじゃないですか…」
 スタッフたちが集めてきた設置許可をフォローするのが、手塚軍団の営繕担当の秦秘書の役割。壁や塀の材質を十分考慮しながら、ドリルが良いのかペースト貼りが最適なのかを判断して、一枚入魂。我輩を設置してくれるのである。彼の熱心な仕事振りは、お邪魔した先々で好ましい対話を繰り広げてくれてもいる。
「玄関の真横では、余りにご迷惑になるのではないかと…」
「いやぁ、構いませんよ。そうそう、広報掲示板が良く見えるように庭木の枝を払いましょう」
自由が丘在住のその支持者の方は大きな植木ハサミを持ち出すと、塀にかぶった樹木の枝を次々に伐採して下さった。
 同じようなご好意をあちこちで頂戴して、お陰様で我輩は陽の当る好ポジションで居心地の良い思いをさせて頂いている。
 この秘書日記をご覧の方の中で、もっと秦秘書を働かせてやろうとお考えの方がおられましたらご連絡を頂きたい。彼は我輩を連れてイソイソとお宅に参上することでしょう。

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