衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2005年3月14日 「旅立つ人へ」森本祥郎

 はじめまして。この度、憧れの「秘書日記」にデビューを飾ることになりました慶応大学2年で学生秘書の森本祥郎と申します。事務所では「コロッケ」と呼ばれています。命名して下さったのは手塚代議士本人です。理由については、サイト上の私の顔写真をご参照下さい。
 さて、春の訪れを予感させる陽気の中、五本木の手塚事務所はいつも以上に賑やかです。そう、春休みを利用して政治の世界を学ぼうという意欲とやる気に満ちた大学生8名が、インターン生として五本木事務所に来ているからです。彼らの働く姿を見ていると、半年前の自分を思い出さずにはいられません。私も半年前まで手塚事務所のインターン生でしたから。彼らの一生懸命働く姿を見るにつけ、自分も怠けていられないなと刺激を受ける毎日です。
 ところで、手塚事務所のインターン生の受け入れ数の多さに関しては、特筆すべきものがあります。毎年春と夏の2回にわたって受け入れるインターンは、今回で10回目を迎え、その輩出学生数は60名を超えています。この数字は、日本の政界において間違いなくトップクラスです。そして、その卒業学生たちが社会の逸材として、マスコミをはじめ各分野で活躍しているのです。少し手前味噌な話になってしまいましたが、手塚事務所が別名「手塚学校」と呼ばれるのも決して大袈裟なことではないのです。
 しかしながら、出会いがあれば別れがあるというのが世の常です。
 先日、渋谷で友人と食事していたときのこと。話に夢中になっており、気がつくと携帯電話に受信メールが1通。そのメールは、手塚事務所の先輩学生秘書の岸本桂司さんからのものでした。本文を読んでみると、
「今日で手塚事務所最後でした。短い間だったけど、お世話になりました。森本とはバカな話ばっかりしてて楽しかったよ。彼女いない俺が言うのもなんだけど、早く彼女つくれよ!」
というもの。
 この春に大学卒業を迎える岸本さんは、この日が手塚事務所の最後の勤務日だったのです。すっかりそのことを忘れていた私は不意をつかれ、涙が出そうになりました。
 浅黒い肌の岸本さんは、その特徴的な肌の色から、事務所内において国籍詐称疑惑や不法入国疑惑が何度となく取りざたされていました。彼の実家がベトナムにあるという噂さえありました。もちろん本当は、正真正銘の日本国籍で実家は岡山なのですが。事務所内のムードメーカーとしての存在感は抜群で、あの人懐っこい笑顔で事務所を和やかな雰囲気にしてくれました。私がインターン生の頃から、いろいろな相談にのってくれたり、事務所勤務の後に一緒に食事に行ったり。特に、憧れの渋谷のハンバーグ専門店に連れて行ってもらったことは忘れられません。とにかく岸本さんは私にとって、兄のような存在でした。
 思えば、この春は会館スタッフの井上妃さん、佐々木るみさんも大学卒業と共に、手塚学校の卒業を迎えます。同時に3人もの先輩とお別れするのは辛いことですが、悲しんでばかりもいられません。社会人となられる先輩方のご活躍を、心より願っております。
 東京ももうすぐ桜の季節がやってきます。別れのあとには、どんな新しい出会いが待っているのか。桜の花と共に訪れるであろう新しい出会いに期待しながら、今日も五本木事務所へと向かいます。

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