衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2022年9月1日 内野席「夏の終わりに」橋本祥平

 手塚事務所ファンの皆様、お久しぶりです。内野席には1年半ぶり3回目、秘書日記も含めると通算6回目の登板です。
蝉の賑やかな声はまだもうしばらく聞こえてきそうですが、今日から9月。暑く、長かった夏も終わりが見え、参院選で真っ黒に焼けた私の肌も少しずつ元の色に戻りつつあります(私はずいぶん色黒なので、あまりわからないかも知れませんね)。お盆休みには数年ぶりに旅行や帰省をした方もいらっしゃったことと思いますが、どのような夏を過ごされましたか。
 思えば元号が「令和」に変わった初日に目黒区議会議員としての任期がスタートし、1年目の後半以降はずっとコロナ禍に見舞われていました。初年度以外はお祭りや地域行事などのイベントが相次いで中止となったほか、来賓の人数が削減された行事も多くありました。また各種の懇親会も取りやめや縮小が多く、会議や勉強会などはオンライン化が進みました。社会の変化を感じるとともに、国や都の政策、目黒区の各種の計画について勉強する時間を増やせた面もありました。
 この夏に参加した勉強会は特に防災に関しての内容が多かったのですが、今日は関東大震災から99年を迎えます。蛇足ですが現在の環七や環八といった道路網は当時の帝都復興計画で示されたものでもあり、車社会の到来を予想して都市をバージョンアップしていこうとしていた先人には尊敬の念を禁じ得ません。
 奇しくも約100年前にはスペイン風邪の大流行や原敬暗殺事件など、現在と似たような状況がいくつもありますが、その100年前と比べると、果たして現在の日本は将来を見据えた舵取りができているのか不安を覚えます。そして安倍政権時代の数々の疑惑も晴れることの無いまま、自民党と統一教会との癒着や、反対が高まる中での国葬など、政権与党に近い一部の人たちばかりに向いた政治劇が繰り広げられ続けています。
 目黒区議会を始め各地方議会では、これから昨年度の決算審議が控えていますが、昨夏に行われた東京五輪の「レガシー」も何だったのかが判然とせず、今夏の参院選も与党側からこれからの国の方向性がきちんと示されないまま終わったことにモヤモヤとした感情を抱いています。
 100年前の先人や、これまで「内野席」や「外野席」に登場した先輩方のように社会の変化を見越した議論ができるよう、準備を進めています。街頭での活動や報道の関心が高い国会の場と違って皆さんからは見えにくいかも知れませんが、生活に密着したテーマでの議論が繰り広げられる区議会にも、ぜひご注目頂けたら幸いです。

内野席・外野席

内野席・外野席

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