衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2004年10月15日 内野席「この日」伊藤 悠

9月27日、その日は手塚さんにとって、私にとって、あるいは事務所のスタッフにとって、2度の衆院選当選の感動に次ぐ、しかし、世間にはまったく理解が及ばない感無量の瞬間を迎えました。
民進党都連大会が開かれ、海江田万里会長の再選とともに、幹事長として手塚代議士が指名され、会場の拍手をもって承認されたのです。ところがもちろん世間では、だから?という感じ。党本部の幹事長ならば「サプライズ人事」として騒がれるところですが、ことは民進党の東京都組織の幹事長人事ですから、わざわざお祝いの電話をされる方も例外なくらいです。ところが、長らく私にとって都連大会とは年に一度の園遊会よろしく有名国会議員の様子をのぞける場所、咳払いひとつ許されない緊張感のある場所であり、その役員といえば、その秘書さんが歩くだけで、道もあけるし頭も下げる対象でしたので、都連の役員席に、しかも幹事長席に手塚代議士が着席しているとなると、隔世の感があるのです。
6年前の民進党都連大会は、鳩山邦夫元文部大臣を会長に頂き、相談役に菅直人前民進党代表が控えるヘビー級の役員構成。ある席で、
「手塚君、君のことは俺に任せておけばいいんだよ」
と鳩山会長の発言直後に、手塚さんの衆院選挙の民進党公認が発表されたこともありました。将軍を見上げる町人のような想いで、鳩山会長に手を合わせた記憶さえあります。その頃、
「頭が高い、控えおろう」
と助さん角さん役だったのが、都連幹事長秘書のお歴々で、幹事長本人となると、都内の自治体議員の公認権を一手に握る立場ですから、「打ち首御免」の伝家の宝刀さえ握る存在。
「幹事長に手塚仁雄君を指名します」
海江田会長の指名宣言が出たときには、興奮と共に思わず、
「あー、公太朗(中村・現手塚随行秘書)が助さんになっちまった」
と一抹の不安を感じてしまいました。
さてさて、印籠が通用するのも選挙次第。都連幹事長の最大の責務は来年の都議選になることは言うまでもありません。手塚幹事長への期待感はなんといっても、先の参院選東京選挙区で2議席獲得で示された、候補者調整力。30代経営者がクローズアップされるご時世ですが、新思考の手塚幹事長が楽天となれるかどうかはこれからのようです。

内野席・外野席

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