衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2015年9月2日 内野席「議員像」西崎 翔

議員になってから4ヵ月が経過しました。先の定例会では早速、初めての一般質問の機会も与えて頂き、「異常に長い答弁に巻き込まれる」という洗礼も浴るなど、日々勉強させて頂いています。プライベートでは、長男が今月で1歳を迎える予定でして、ほんの数歩ですが歩き出すようにもなり、彼も日々成長しているのだな、と感心させられています。
さて、そんな私も勿論ですが、誰にとっても「わが子」は愛しくて仕方のないものです。しかし、24時間365日一緒にいてやりたくとも、現在の雇用・経済状況では叶わないのが常でしょう。共働き夫婦の割合が専業主婦の割合を超えたのは今や昔、現在は5割を超えており、子どもが産まれて育休が終わったら保育園に預けて共働き、という選択がごく当たり前になっていると言えます。結果として、都心部を中心に保育園が足りなくなり、目黒区では特に深刻な問題になっています。
そんな中、区内では「保育園開設に反対する住民運動」という悲しい現象が起こり、既に2件目の発生までもが報告されています。私は、現地での説明会に出席した僅か3人の議員のうちの1人でしたが、反対側の論理は破綻していると言わざるを得ません。詳細はここでは割愛しますが、「うちの近所に作られるのは嫌だ」という典型的なニンビー(NIMBY, Not In My BackYard)症候群だと 断じさせて頂きます。
しかし、実を言うと私は、議会側の責任も感じずにはいられません。議員の役割は様々ありますが、「地域の課題を区政に伝え、区政の課題を地域に説明する」のも重要な務めだと思います。本来であれば、該当地域を地盤とする議員が、大局的な見地から住民の方に納得できる説明をする道があったのではないでしょうか。第三者的な役人ではなく、信頼を得た地域の代表が言葉を発するからこそ、重みを持つと思います。残念ながら、この地域ではその信頼関係がなかったために、事態がこじれてしまいました。いわゆる「コミュニティの崩壊」にも通じる問題です。
休会中には議会にも来ないで地域活動ばかりしている議員が、こんな時に存在感を発揮できないとしたら、何のためにいるのでしょう。私も政策の勉強に重きを置きがちですが、いざプレーヤーとなって地域を見渡すと、今まで気付かなかった新たな「議員像」が見えてくる気がします。どの項目にも偏ることなく、バランスの取れた活動が出来るよう、議場に机に地域に、引き続き真摯に向き合って行きたいと思います。

内野席・外野席

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