衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2005年7月17日 内野席「いいなぁ」伊藤 悠

「お前はいいなぁ…。」
もし、カウントしていたなら、20回は超えていたことでしょう。手塚さんの恨めしい囁き。
囁きの始まりは、お正月頃からで、その頃の、有権者への挨拶がこれです。
「私が都議選に挑戦したのも26歳のときですが、伊藤君のように恵まれた環境での選挙ではありませんでした。まあ、しかし、後輩に嫉妬するようになったらおしまいですから、グッと堪えております」
堪えきれないときの囁きが「いいなぁ」のようなのです。
「だってねえ、あの頃、日本新党なんていったって誰もわかってくれなかったんだよ。『日本新党から都議選に出る手塚よしおです』って言ったって、『えっ?日本信販?』って聞き返されるぐらいだし、区議で応援してくれたのは、たった1人。選挙事務所は実家の駐車場を改造したもので、天井まで2メートルしかないんだから、何人頭ぶつけたかわかんないよ。もちろん、お金がないからスタッフがボランティアなのは変わらないけど、自宅に学生が毎日10人くらい寝泊りしてたんだぞ」
だから、「お前はいいなぁ」なんだそうです。
恨めしさが、ちょっとした意地悪になったのは、選挙直前の6月下旬。
「お前、ところで何票とるつもりだい?俺が12年前にとった23700票は当然超えるつもりなんだろうね?これだけ環境のいい選挙で下回ったら、当選しても次の公認はないね。なあ公太朗、次はお前だな」
意地悪が極まったのは開票当日。夜9時頃。
事務所では当選の万歳三唱が行われ、NHKの中継が終わった後です。支持者と喜びの握手を交わしているところに入った一本の電話。着信は、党本部で責任者として取材中のはずの「手塚よしお携帯」。
「おめでとう、よくやった」と言われるかと思えば、
意外な一言、
「お前、開票状況からすると、23700票には届かないんじゃないか?」
「それだけ言うために、取材抜け出して電話くれたのですか?」
「そう」だそうです。
ところが、一変、翌日の支持者を集めた当選御礼の集会では、目頭を赤らめて喜ぶ支持者とともに、祝福してくれました。やっぱり何だかんだ言いつつも喜んでくれているんだ、と思った矢先、昨日は一言。
「いいなぁ、都議会議員は暇で…。」
どうしても、一言言いたいようです。

内野席・外野席

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