衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2015年7月1日 外野席「I have a dream」中村延子

『I have a dream・・・」
私には夢がある、つまりいつの日か、この国が立ち上がり、「我々はすべての人々は平等に作られていることを、自明の真理と信じる」というこの国の信条を真の意味で実現させることだ』
 これは、アメリカ合衆国の公民権運動の指導者で、コロンブス、ワシントン、リンカーンに並び、生前の業績をたたえ、4人目の国民の祝日となった人物、マーティン・ルーサー・キングス・ジュニアがリンカーン記念堂の前で行った有名な演説です。
 1862年にリンカーンにより奴隷解放宣言が行われてから100年経った1963年に行った演説ですが、その当時のアメリカではまだ人種差別が法的にも存在していました。
 マーティン・ルーサー・キングス・ジュニアが指導して行った非暴力の公民権運動の結果、1965年にどんな肌の色をしていようともすべてのアメリカ人に選挙権が与えられました。その43年後の2008年、初めての黒人大統領であるオバマ大統領が誕生しました。そして、2015年6月27日、連邦最高裁で同性婚を合法とする判決が下されました。すべての国民に平等な結婚が保証された歴史的瞬間に、多くの人々が歓喜したのです。
 一方、メディア規制とも取れる発言が相次いだ自民党の勉強会。私の地元の自民党衆議院議員からはテレビ番組でインターネット規制をするべきとの発言まで出てくるほど。今、自民党は非常に危険な方向に進んで行ってしまっているのではないでしょうか。民主主義の根幹である言論の自由が奪われてしまうのではないかと恐怖すら感じてしまう日本の現状は、太平洋の向こう側とは大きな違いを実感しています。
 安倍総理は、安保法制の制定をめざし、今国会を95日間も延長。これは、戦後最長の延長期間です。そもそもほとんどの憲法学者が「違憲」をとなえるこの法案。言論弾圧とも取れる所属議員の言動を見ていると、いやでも戦前を彷彿とさせられる現状の中、断じて憲法解釈の変更を許してはいけない、そんな思いでいっぱいです。
「I have a dream・・・」
 私の政治家としての夢は、すべての人が平等な機会を与えられ、すべての人が平等に幸せになる権利を持つことです。今の安倍政権の方向性は、日本をその反対方向へと導いている気がしてなりません。私も微力ながら歯止めとなる力になるべく、政治活動を続けてまいります。

内野席・外野席

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