衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2003年11月15日 内野席「総選挙を振り返り」伊藤 悠

演説をしている候補者、握手をしている候補者、あるいは集会をしている候補者を見かける人は多いでしょうが、自宅に戻り、寝巻き姿になった候補者に触れる人は少ないでしょう。国会の議席をかけて戦う候補者の心理と素顔を垣間見ることが出来たのは、就寝前の晩酌に招かれた数名の選対スタッフだけでした。
選挙戦中盤に差し掛かると、
「1杯飲まないと寝られないから」
と言って、私や関口太一(世田谷区議)さんらを誘っては、缶チューハイを2~3本空けてから寝るのを日課のようにしていました。ソファーに広がる当落予想を掲載した週刊誌と全国紙の束をかき分けて乾杯しても、話題はやっぱり当落予想しかありません。
「10万票が当選ラインだって。前回よりさらに2万票増やさなければいけないんだよ。未知の領域だね」
と不安を覗かせる一方で
「反応は抜群にいいよね。前回以上だ」
と、楽観論と悲観論の行ったり来たりの話題が続くあたり、候補者心理の現れだったのでしょう。5年間秘書をしていて初めて聞く話もありました。
「落選を経験した初めての衆議院選挙で落選確実が決まった時、事務所に集まってくれた支持者の方たちは泣いていたけど、そのとき俺がどんな行動を取ったと思う?落選の挨拶をした足で、バンザイしている小杉事務所に挨拶に行ったんだよ。『手塚よしおです。おめでとうございます。今後ともよろしくお願いします』って。これから胸を貸して頂きますという気持ちと、精一杯のファイティングポーズを取るために。もちろん、小杉事務所の人たちはキョトンとしてたけどね。結局、選挙は自分との戦いだな。気持ちを鼓舞し続けなければやっていけないよな」
選挙を経験すると候補者だけではなくて、携わったスタッフも一気に成長します。極限の心身疲労でありながら、失業か国家公務員かをかけて戦うのが選挙です。
自分との戦い。
候補者のみならず、手塚事務所一同、ナイスファイト。

内野席・外野席

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