衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2020年8月1日 外野席「世田谷から国際交流」磯田久美子

 昨年5月から始まった議員生活は、かつてのフルタイム会社員生活が戻って来たように忙しい毎日です。2度の落選の合間に50も60も履歴書を書いても面接すらしてもらえず、「生まれ変わったらまた仕事をしたい」とSNSに書いていたのが嘘のようです。
 この1年間で印象に残ったのは、少し前の話ですが昨年10月に行かせて頂いた、世田谷区の姉妹都市、オーストリア・ウィーン市ドゥブリング区の視察訪問です。当初、「区議会議員が海外視察をすると遊びと思われる」「行くにしても口外しないほうがいい」などと気遣うアドバイスも頂きましたが、海外事業畑だった自分は、海外出張のスケジュールのタイトさを知り、何か成果を持って帰らねばという使命感が身に着いている。海外視察=遊びとは言わせないと、準備会議の段階からメラメラとやる気オーラを発していたかもしれません。
 その効果か?視察は1日4か所回るほどのハードな日程に。郊外では名産の白ワインの醸造所の見学後に「世田谷でウィーンのワインを広めてほしい」とドゥブリング区長の熱い想いを聞き、義務教育直後から専門教育課程が充実している学校制度や、19世紀建築の庁舎に導入されている最新式の地熱・廃熱利用の仕組みと屋根の上で職員が世話している養蜂(ウィーンの森のハチミツが採れるそう)、日用品店では当然のようにレジ袋はないこと(有料で提供)…など実体験で様々な情報を得ることが出来ました。
 それを視察団で訪問報告書としてまとめ区のホームページに掲載、また自分の区政レポートで発信しましたら「ウィーンに行ってみたくなった」「昔駐在していたが、現在の様子がわかって興味深かった」と、区民の方から多くの声を頂きました。
 世田谷区民は、70代~80代でも駐在や留学経験者が多く、子どもたちにも海外を体験してほしいと思っている―そんな土地柄が伝わってきました。
 多くの区民に海外を感じてもらうにはまずは物産だ!今年はウィーンの白ワインをはじめ、姉妹都市の物産をせたがや国際メッセでたくさん紹介しよう!と、区の担当部門と意気込んでいたのですが、あいにくのコロナ禍でそういった催しは中止に。そればかりか、恒例の小中学生の海外派遣も中止になってしまいました。
 6月の議会の一般質問では、派遣中止になった小中学生と現地校をつないでオンライン国際交流が出来ないか、と提案しました。もちろん実際の海外体験にかなうものはありませんが、画面を通じての相互交流で、「いつか実際に行きたい、会いたい」「もっと英語を勉強しよう」という思いを育てることは出来るはず。ピンチをチャンスに変える…。
 そんな使命感を持てたのも、議員1年目に海外視察を体験したからこそ。国際的に開かれた世田谷を創るために、いち区議として力を尽くしていきたいと思います。

内野席・外野席

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