衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2014年8月18日 外野席「隣国との付き合い方」中村延子

 8年ぶりの北京。短期留学をしていたのはもう10年前。久々の北京は、もうどこに何があるかもわからないほど変化を遂げていました。
 7月14日から17日までの4日間、海江田代表を団長とする民主党訪中団に参加をし、中国北京市と天津市を訪問してきました。訪中団は代表団と若手議員団からなり、国会議員の他、私を含む全国の青年議員8名が参加を致しました。
 最初の2日間は若手議員団のみで天津市を訪問し、その後、代表団と合流し、北京での日程となりました。
 訪問中は、天津市副市長、南開大学副学長、トヨタ工場、清華大学の研究者、共青団中央書記、日本大使館、日本商会の方々など、様々な方とお会いし懇談をさせていただきました。  この訪中については、さまざまな報道がされましたが、今回、民主党青年委員会のメンバーからなる若手議員団が代表団に同行をさせていただいた最大のミッションは、中国共産党の青年組織である共青団とのパイプを作り、政党間の青年交流の道筋を作ることでした。
 3日目、共青団中央書記である秦宜智氏との会談が設けられ、津村啓介青年委員長から、今後も定期的な交流を続けていきたい旨提案をし、前向きなお答えをいただきました。
 この会談の後、全国青年連合会委員の方々と懇談。大学の教授や記者、学生など様々な方がこの委員会のメンバーであり、懇談会では出席したすべての方が発言をされ、予定していた2時間を大幅に越し3時間半にものぼり実りある意見交換をしました。この中で、
 『中国における日本への若者のイメージ第1位は、「残忍」だ』
 という発言をされていた方がいらっしゃいました。意図的な教育や報道がそこにあるにしても、ここまでこじれた日中関係を回復させるにはどうすればいいのか、政治のぶつかり合いが経済や人的交流にどれほどマイナスに働くことになるのか、目先の感情で判断できるものではないことだけは確実。今、尖閣問題、靖国問題、集団的自衛権の問題などを含め、日中関係は非常に冷え切っている状況です。未来を作って行く私たち若い世代が顔と顔をあわせ交流をしていくことで、将来の友好関係を築いていける、とこの会に同席していた誰もが同じ結論に至っており、とても有意義な会合になったと思います。
 3年前に参加をしたアメリカ研修では、実際に若い政治指導者たちがお互いの国を訪れ幅広く交流をすることによって信頼関係を築いていくという目的をもっており、このような若手交流が、日米関係の強化や米国における日本の存在感の向上につながる大きな要因となることを実感しました。日中関係でも同じことが言えます。今後、定期交流が始まれば、冷え切った今の関係を少しずつ溶かしていけるのではないでしょうか。
 今回、民主党訪中団に参加をし勉強させていただけたこと、関係者の皆さんには心から感謝しています。でも、私たち地方議員には、外交においては限界があります。中国への留学経験を持つ手塚さんには早く国政に復帰していただき、この難局を乗り越える一翼を担ってくれることを切に願っています。

内野席・外野席

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