衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2017年8月3日 外野席「歪められる税金の使い道」中村公太朗

 内閣支持率が下がり続けています。傲慢さと失言とスキャンダルのオンパレードは、都議選の結果だけでなく国会にも大きく影響を与えています。
 森友学園問題、加計学園問題、まだまだ疑惑はエンドレスです。籠池理事長のうさん臭さは上手く引き立てられたけど、前川前事務次官まで個人的に貶めようとするのは無理があり、真摯な態度と言葉には逆に政権中枢のうさん臭さが引き立てられる結果になりました。「行政が歪められた」とは「歪んだ政治が行政を歪めた」ということなんでしょう。
 さて、世田谷が談合情報で揺れています。
 区長室に届いた匿名の投書には、これから行われる入札案件が談合であるとの告発と同時に落札予定の業者名が名指しされていました。
 その後極めて残念ながらものの見事に的中し、昔から実しやかに噂されている談合ネットワークの存在が現実味をおびました。
 区の腰は重かったものの議会でも話題になった結果、入札監視委員会も緊急開催されて罰則規定が厳しく改訂されるという運びになりました。
 と、これで終わっていたら今後注視をしていくということだったんでしょうが、実は先日2通目の匿名投書が届いてしまい、これまた記されていた業者が落札。しかも今回は区の案件でも非常に大きな玉川総合支所改築と学校改築、あわせて70億近くにもなる建設工事です。これまで以上に大問題に発生する可能性もあり、公正取引委員会も動き出したと聞いています。
区が業者に払うのはもちろん税金です。不正に競争性が捻じ曲げられて、価格が吊り上がっているとするならば、区民の税金が無駄に使われているということ。行政と議会は強い責任感で徹底的に対処しなければいけません。
 どうやら国でも区でも税金の使い道が歪められているようです。こうした文化を断ち切るために議員になったつもりで10年、力不足を痛感しますがここで嘆くだけでは何も変わりません。
 政治の信頼が失墜している今こそ、真正面からこの問題に取り組んでいきたいと思っています。

内野席・外野席

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