衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2014年12月3日 内野席「不屈」伊藤 悠

愛読家の手塚さんに最近読んだ本で何がよかったか尋ねると、即答が返ってきました。
出光興産の創業者を描いた「海賊と呼ばれた男」。思想的にも政治的にも物議を醸している著者はさておき、その内容は「不屈」につきます。
戦後の東京に立つ出光氏。その目には、焼け野原になり、誰もが希望を失った首都の光景しか映りませんでした。しかし、出光氏は、世界一の石油会社を夢見て、小さな石油会社を再興し、世界のオイルメジャー会社に闘いを挑んで行きます。資金が尽きそうになっても、国内外の圧力がかかっても、折れない。揺らがない経営者の姿は、「不屈」につきます。
その一冊が好きだという手塚さん。7回目の総選挙に今日から挑みます。開戦前夜の昨晩、3度目の落選から2年が経った今の心境を聞きました。
「あきらめない。このまま負けて終わったら、守りたいものを守れない。心に灯をともしている」
と言います。
守りたいものとは、自民党にものを言える政策集団であると同時に、日本の平和そのものです。
巨大与党となった今の安倍政権下で「集団的自衛権に反対」を口にすれば、党の要職を外されてしまうという噂を聞きました。
「今回の選挙に大義はない」
と口にした重鎮の自民党議員が公認を外されるのでは、という報道も出ました。政権のガバナンスが効いている一方で、もの言えば唇寒しの風潮があるようです。
そういう中で、手塚さんが守りたいものとは、安倍総理が言う「この道」以外の道をキチンと問題提起出来る野党の存在です。私も新聞を見て、愕然としましたが、衆議院の議席配分は自民295議席に対して、民主は55なんですね。これでは、ものを言っても唇が寒いどころか、物音が聞こえない状態で、健全な議論が国会で行われていると言えません。
どうせ、勝てないし、どうせ政権とれないし、と思って、リングからおりてしまえばそれまでです。しかし、リングを降りたあとのリングを想像すれば、そこには集団的自衛権の行使容認や、憲法9条改正への扉が待っています。
「不屈」の精神で、守りたいものを守る。リングから降りない。そのことを誓って手塚さんは今日から12日間闘いに挑むことになります。
私もオールを力一杯振り抜いて、船長の「不屈」を支えて行きたいと思っています。
日本の未来のために、私たちは闘います。

内野席・外野席

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