衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2004年7月15日 内野席「手塚よしおの文化」伊藤 悠

2年程前ですから、秘書時代の終わり頃、手塚さんに生意気を言ったことがあります。
「手塚さんが国会議員になって、秘書をしてきましたが、どうも世の中を変えてきたという実感がないんですよね。野党だからなんでしょうかねぇ?手塚さん何か実感ありますか?」
そんな風に聞いたら、お前もわかってない奴だなぁと言わんばかりに即答されました。
「少なくとも民進党の文化を俺が変えてる」
思えば、しびれるセリフだったと痛感します。当時は、なんのこっちゃわからずに、こういう誤魔化し方、いやいや、切り返し方もあるんだなぁくらいにしか思えずにいましたが・・・。
今回の参議院選挙、東京選挙区での民進党2人公認を決定したのは、
「公認1人じゃあ全くの無風選挙区を作るだけですよ。政権交代を目指す党ならもう一人立てるべきだ」
と主張した民進党東京都の選挙対策のトップ、手塚代議士によるところが大きかったでしょう。
「2人公認して、共倒れになったらどうするんだ!」
という声がなかったわけではありません。
「それなら、女性候補を擁立して、現職の小川さんとの住み分けをしたらいい」
といって女性候補者への強いこだわりも見せました。
一昨年、初めて代表選に岡田克也現代表が立候補した時に「公認候補者の定年制」と「世襲議員の同一選挙区立候補禁止」を公約にするよう進言するなど、支持者の中からでさえ
「まだ若いのに、敵を作るようなことをあまりしないほうがいい・・・」
とたしなめられたことさえあります。
手塚さんに
「強気ですよね」
と声をかける記者がいれば、決まったように
「まず、民進党を変えないとね」
と切り返しています。
民進党の党内事情で蓮舫、小川の支援国会議員の割り振りが6人対16人に決まった時
「支援する国会議員の数で当落が決まる時代じゃないだろ!その分20代30代で選対が組めるんだから楽しみじゃないか」
と言ってのけていた手塚さんが最後までこだわったのは、
「蓮舫の万歳は一番頑張ったボランティアと若手区議・市議に囲んでもらうから、遠慮なくテレビに映りなさい。俺も出ない代わりに、他の国会議員にもご遠慮いただくから。みんな一生懸命やったんだから、それぐらいご褒美がなくちゃなあ・・・」
駆けつけた国会議員の先生方を背中で受け止め、テレビではなく候補者とボランティアに向かって万歳する手塚さんの姿を見たとき、「文化」の言葉の意味を知ったような気がしました。
何かが変わり始めています。法律でも政策でもありませんが、1人の国会議員の「姿勢」から、何かが変わり始めています。その姿勢を見つめる地方議員がたくさんいるから。

内野席・外野席

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