衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2014年2月3日 内野席「あの頃の都知事選」伊藤 悠

都知事選の公営掲示板に貼られた舛添候補の顔写真を見て思い出すのが、15年ほど前の都知事選です。当時の顔ぶれを正確に思い出すのが難しいほど乱立した候補者たちの中で、私たちが応援していたのは当時民主党の副代表だった鳩山邦夫候補。結果、当選したのは「裕次郎の兄です」と言って登場した石原慎太郎氏でした。思えば、その都知事選挙で鳩山候補としのぎを削っていたのが舛添候補で、15年の時を経て有力候補者となって再登場に至っているのは政治の世界の予測不能なところでしょう。
今、思い返して印象的だったのは、さすが元自民党の鳩山候補の選挙戦術。徹底した組織選挙が展開され、ビラ、ポスター、バッチが大量に配布され、ビラの壁が事務所にそびえ立ったのを思い出します。
当時は手塚さんも衆議院初当選を果たす前でしたから、選挙に全面協力して党へのアピールを果たそうと
「ポスターを徹底的に張るように」
と、秘書陣に檄を飛ばしていました。と言っても、ポスターを張れる秘書は学生の私一人。厳命を受けた私は、親分の顔を立てるべく、ポスター抱えて街に出るのですが、待てよ、この短期決戦で、路地裏まで一枚一枚張っていては、張り終わる前に選挙が終わってしまう。それならと、閃いたのが、候補者の目に付くところに張ろう作戦。今考えれば、姑息な作戦でしたが、これが効果覿面で、目黒区入りした候補者から
「おー、目黒にはいっぱいポスターが貼ってあるな」
とのコメントを引き出したとか。少ない戦力で、微笑ましい作戦を練っては実行していた、あの当時が懐かしく思えます。
その鳩山氏も今は自民党へ。石原氏は退き、郵政選挙で戦った小泉氏が応援する細川候補を今、私たちが応援しているのですから、政治の先は読めません。
3年後はおろか、1年先の政治情勢も読めない、今の政界。喜一憂することなく、例え少ない戦力でも、知恵をだし、笑いを忘れずに、活動していきたいものです。

内野席・外野席

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