衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2005年11月16日 内野席「負けて強くなる」伊藤 悠

民進党が大敗した9月11日のあの夜、小選挙区での勝利が決まり
「これで我が党も筋肉質になれるだろう」
とコメントした議員がいました。自身も僅差の大接戦だった菅直人元代表です。
そのコメントがテレビに流れた頃、手塚事務所では敗色濃厚となり、とてもポジティブに選挙結果を受け止められるような状況ではありませんでしたが、今頃になって「なるほど、そうかもしれない」と思うようになりました。
手塚さんの浪人生活がスタートし、議員会館の引越しが済んだ頃、10年来の手塚よしおの後援会「八仁会」の幹部から一本の電話が入りました。
「悔しい、もっと自分たちにも出来たことがあるはずだ」
手塚選挙の場合、選挙直前にフル稼働するのは後援会組織というより学生部隊です。若い学生ボランティアによって、いかに多くのビラを配るか、いかに多くの駅を回るか。これが選挙スタイルでした。一方で、町会ごとに編成されたオジサン選挙部隊が、一軒一軒潰してかかる保守型選挙手法の重要性はわかりながらも、強大な組織力が必要なことから、とらなかったというよりも、とれなかったわけです。ところが、これまで選挙時の資金援助や選挙ハガキの協力をしてくれていた経営者などが「悔しい」を合言葉に、新たな組織化を申し出てくれるようになりました。
一人の後援者から、また一人の後援者に電話が入り、その連鎖は自民党の問題新人議員がテレビに映るごとに広がっていきました。
「朝食会をつくろう、浪人生活3年くらいで100人が毎月必ず集まる朝食会をやろう」
運営準備会が立ち上がり、ついに12月14日には第1回朝食会が開催される運びとなったのです。もし、100人の強力な経営者集団が出来たなら、その関係会社などを通じ、短期間で支援拡大を図ることも、人員を短期的に投入することも出来るでしょう。現在の会員数はまだまだ30人程度。それでも、中心人物の後援者らが会員拡大に燃え、3年後の100人目標に向け、議論を重ねてくれています。
菅元代表が言う「筋肉質」が果たして、何をさしていたのかはわかりませんが、この大敗が民進党を強くするのかもしれないと、最近思います。

内野席・外野席

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