衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2024年12月2日 外野席「柱」土橋雄宇

 例年通り恒例の12月第1日曜日、今年は記念すべき100回目の対戦となるラグビー早明戦が、国立競技場で行われました。早稲田大学の全勝優勝がかかった大一番を4万人超の観衆とともに見つめ、都の西北を放歌する機会に恵まれたわけですが、会場では朝日新聞の号外が飛ぶように配られており、節目の祭典に色をそえていました。
 手にした紙面に視線を落とすと、ラグビー日本代表の「柱」に触れた企業広告が目に止まります。柱と言えば、「鬼滅の刃」を思い浮かべる人が多いでしょうが、そこには「ラグビー日本代表に選ばれながらも、ベンチ入りできなかった選手たちのことをいつしか柱と呼ぶようになった」と興味を引くテキストが。
 もう少し詳しくと思い、二宮清純さんのWEBコラムをのぞけば、
「家の柱って表から見えるものではありませんが、柱がないと家は倒れてしまいます。見えないところの重要性を表現したものです。試合に出ないので、皆さんに見られることはありませんが、芯としてしっかり立っておかないと、チームは崩れてしまう。ノンメンバーが柱として支えることで、いい家が建つんです」
と名づけの由来や経緯なんかが紹介されていました。
 この10月の衆議院総選挙では、手塚よしお代議士も東京5区で6期目の小選挙区当選を果たすなど、立憲民主党を始めとした野党の躍進によって自公過半数割れという一定の成果を得ることができ、国会の景色は一変しました。予定調和や筋書き通りの政権運営が成り立つかどうか、まったく不透明な政治状況が新たに生まれており、こんなにも緊張感がみなぎる永田町の空気は久しぶりかもしれません。
 ラグビーも政治も選挙も当たり前のようにチームによる総力戦であり、それぞれの立場で各々の役割を担うスタッフのひとりが欠けるだけで、その戦いは成り立たなくなります。例えば、候補者がどんなに素晴らしい演説を打ったとしても、志を込めたビラを配る人がいなければ効果は半減してしまい、日程調整やら会場設営やら器材準備やらと、たった1回の演説会の見えないところにも、チームプレーを崩さないための労力が至るところに詰まっています。そして、当然のことながら、訴えに耳を傾け、声援や批判で呼応し、対話の座に腰掛け、時に困りごとをぶつけてくださるすべての有権者の存在がなければ、民主政治は成立しえません。
 10月以降、手塚も党幹事長代行として党執行部の重責をさらに担うようになりましたが、まさに「名前のない家事」の如く、「名前のない仕事」のあれやこれやが手塚のもとへと次々に持ち込まれています。それこそがまさに幹事長代行の職責であると言えばそれまでですが、法案成立などの目に見える結果に必ずしも直結しないのが、うちの仕事であり、縁の下や舞台袖こそが主戦場です。それはまさに柱としての姿そのものであり、柱こそがチームを支える屋台骨です。そんな自負を胸に、これからも進んでいきたいと思っています。
 そして、秋以降、私自身も少しだけ仕事のフィールドが変わっており、新たに東京都連の事務局長としての業務がメインになりました。これまでも都連幹事長の所掌の下、東京都連のあれやこれやで奔走を繰り返してきたので、何か大幅な変更が伴うわけでもありませんが、私も政党組織を支える柱のひとりとして、来夏の都議選・参院選、そしてひょっとしたら再び早期にやってくるかもしれない次期衆院選に向けて、チームの皆とともに精進を重ねていく覚悟です。
 本年も大変にお世話になりました。ありがとうございました。来る2025年も引き続きよろしくお願い申し上げます。

内野席・外野席

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