衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(目黒・世田谷)。都議1期、衆院4期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2020年5月3日 内野席「緊急事態選挙」西崎翔

 そもそも、地方議員は首長と対峙すべきものであり、地方議会には与党も野党も存在しないというのが、理論上・制度上の唯一の解です。これを理解せずに議員活動を行うならば、議会の「多様な住民を代表する」という大きな特徴を著しく損なうことになるでしょう。
 ただし、そこにはリアリズムも介在します。我々が理想とする目黒区政のあり方を、より共有できる区長をつくり出していくことも、政治手法として極めて有効であることは言うまでもありません。
 先月4月19日に行われた目黒区長選挙にあたって、私たちは同僚の区議である山本ひろこ氏を擁立し、区政の刷新を目指しました。奇しくも国政における自公vs野党共闘と同一の枠組みとなり、疲弊し停滞する目黒区をあたらしくするための政策論議を大いに巻き起こしていくつもりでした。
 ところが、COVID-19、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化し、告示の5日前には史上初となる緊急事態宣言まで発出され、議論どころか通常の政治活動・選挙活動さえ制限される、異例中の異例の戦いを余儀なくされました。
 集会は全てが中止、街頭では全員マスクと手袋を着用、そもそも夜19時になると誰も外を歩いていないという前代未聞の状況で、後に本が1冊書けるんじゃないかと思うような経験をしましたが、山本ひろこ候補はブレることなく、ネットやSNSも駆使しながら、自らの政治の原点を語り、目黒区に変革を起こしていく熱意を訴え続けました。
 そして当日。毎回25%をやっと超えるような投票率は、前回比2倍近くまで伸びた期日前投票で息切れすることなく伸び続け、7ポイント以上も上昇。固定支持者だけに頼るのではない選挙運動を展開していた我々の陣営としては、当選に向けた期待も高まりましたが、結果は大変残念ながら次点惜敗となりました。
 本当に分析の難しい選挙です。非常時には現職が圧倒的有利と言われますが、有効投票総数の6割が2名の新人に流れた事実をどう見るか。緊急事態下の他選挙で投票率が軒並み大幅下落する中、目黒では多くの方が投票所に足を運んだ事実は何を示すのか。
 いずれにしても、住民が現職区長の継続を選択したことに変わりはありませんが、私たち議員としての立ち位置も変わるわけではありません。
 区長は区役所の代表であり、議員は住民の代表です。住民の分断や対立に与することなく、多様な意見を集約する議会の矜持を見せながら、まずは目の前の緊急事態に対処し、さらにはポストコロナの社会像を見出していくためにも、もはや定番となったZoomに今日も向かいながら、今できることに精一杯取り組んでまいります。

内野席・外野席

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