衆議院議員手塚よしおWEB。立憲民主党 東京都第5区(世田谷)。都議1期、衆院5期、元内閣総理大臣補佐官。現在、立憲民主党幹事長代理、東京都連幹事長など。

2016年2月4日 内野席「TTP」西崎 翔

暖冬とはいえ、やはり朝や夕方の寒さが厳しい日はあります。今やすっかり手放せなくなったヒートテックを駆使しつつ、手塚さんと駅頭に並んで立っていると、
「西崎は駅頭で若手、若手と言っているが、俺も昔は若かったんだ」
とのコメント。私の立場から、
「手塚さんも、政治の世界ではまだ若手と呼ばれるじゃないですか」
なんて反論できる訳もないのですが、別に演説中に自分の若さをアピールしているのではなく、私が所属する「東京若手議員の会」での活動を報告しているのです。
この会は、35歳以下で初当選した45歳以下の市区町村議員で構成されている組織で、東京のみならず全国に存在しています。昨年4月の当選後すぐに入会すると、なぜか事務局に加わることになり、現在は勉強会の企画や準備、運営にあたっています。
大きなポイントは二つ。一つ目は超党派である点です。自民、公明、民主、維新、無所属と様々な立場からの意見を聞くことができ、自らの考えの足りないところに気づかされることも多々あります。
二つ目は名前の通りですが、各議会で孤独になりがちな、新進気鋭の若手が集まっている点です。絶対的な経験不足を補い、行政と渡り合うにはどうすれば良いのか。また、どこの議会にも共通して、改革勢力に立ちはだかる長老議員というものが存在しますが、彼らを丸め込んで議会を変えていくにはどうすれば良いのか。そんな時、似たような思いを味わい、同じような道を辿ってきた先輩議員からのアドバイスは骨身に沁みます。
先月だけでも6回の研修や会合を重ね、各地域の先進的な取り組みを学んだり、共通する課題についての意見交換を行いました。今後は質問データベースの構築や、国や都に対する提言書の取りまとめなどを予定しており、志の高い仲間が集まる素晴らしいネットワークとなっています。
「目黒の議員なのに、目黒にいないのか?」
とか、
「地元を離れても1票にもならないぞ」
といった声も聞こえてきそうですが、私はこの活動に強い思い入れを持っています。その根っこにある考えは、最近のモットーであるTTP、すなわち「徹底的にパクる」です。
目黒区は、他地域に先駆けて斬新な取り組みを行う自治体ではありません。であるならば、よその良い事業を徹底的にパクって、行政の質を向上させていけば良いのです。
直近で言えば、新庁舎設計への市民参加やクラウドソーシング推進、民泊条例やハラール認証取得助成など、目黒区には存在しない様々な取り組みを学んできました。それらは、選挙区に閉じこもっているだけでは知ることができません。積極的に地元を飛び出し、他地域に学び、研鑽を積んだ上で、それが目黒区にどう活かせるのかを考え、提案する。これこそが、行政には出来ない議員の役割だと思うのです。
国会では、TPPの担当大臣にゴタゴタがあり、議論の停滞も懸念されていますが、西崎のTTPは止まりません。議員活動2年目を迎える本年も、ご注目の程よろしくお願いいたします。

内野席・外野席

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