今から約10年前、衆院議員に初当選して間もない頃、ある先輩から言われ、私自身ずっと肝に銘じていることがあります。それは「政治家として、いかなる時も、頼まれる側ではなく、頼む側になれ」ということ。自らの選挙となれば、ずっと有権者に支持をお願いし続けるのが政治家の生業。ただ、今回の代表選のような場合は、党内でも支持をお願いする側と、お願いされる側に二分されるのが常です。私は言い付けを守り、日頃から政治活動を共にする、野田佳彦氏や蓮舫さんらと共に、旗幟を鮮明にし、いち早く菅直人総理の再選を支持し、それぞれの役割で選挙活動に全力投球しています。自治体議員や党員・サポーターの郵送による投票が11日必着で締め切られることもあり、選挙終盤のターゲットは、頼まれる側の国会議員に移っています。自らの態度を表明できない議員には、その人の性格によるところから、支援団体への気遣い、あるいは所属グループのしがらみなど、様々な理由があるようですが、総理からの直電や閣僚の個別訪問など、陣営としてもできる限りの仕掛けを準備したいと思っています。確かな手応えを感じつつ、天下分け目の代表選も佳境を迎えます。9:40