安倍政権が目指す「戦後レジームからの脱却」や、今夏の参院選での「改憲」の争点化について、今週の「夜明けの会」のゲストでお話頂いた枝野幸男代議士の見立てがとても印象的でした。憲法改正には衆参両院の3分の2が必要であり、与野党が政権をめぐって角突き合わす政治情況では、発議することさえ覚束ないわけで、安倍総理自身が、再び改憲・護憲の対立構造を作り出してしまった張本人だと指摘。私もまったく同感です。自らの考えを詳らかにすれば、9条の精神を大事にしたいという立場に変わりはありませんが、もう不毛なイデオロギー対立の中で憲法議論を封印しようとは思いません。いかに合意形成をはかるかということが求められる中で、与党のごり押しで、週明けにも参院で国民投票法案を成立させようとの強気姿勢には、とても賛同出来ないのです。15:30