米議会が金融安定化法案を否決した影響で、世界中の株価が乱高下。米国発の金融不全は日本経済にも大きな影響を与えています。政治が指をくわえて見ていていいはずもなく、景気対策を盛り込んだ補正予算の成立に反対するものではありません。しかし、麻生総理からは、これを「渡りに舟」として、解散・総選挙を先延ばししようとの思惑が見え隠れします。解散の時期を「小沢代表の質問を聞いてから」と言うことも異例中の異例ですが、民主党批判を連発した総理の所信表明演説も、小沢代表の質問に対する乱暴な答弁も、まさに断末魔の悪あがきにしか見えません。「私は逃げない」と啖呵を切った麻生総理を、決して逃がしてはならない政局でしょう。圧倒的に多くの国民が、1日も早い政権選択の機会を待ち望んでいることだけは間違いありません。12:50