いよいよ年度末を迎え、ガソリン代の暫定税率分の約25円の値下がりが決定的になってきました。混乱を避けるため、一部には民主党に物分かりの良さを求める世論や報道がありますが、私は辛抱のしどころだと思っています。民主党の粘り強い調査で明らかになったデータを紹介しましょう。国会公務員の再就職先となった特殊法人や独立行政法人に、国が昨年度、事業の発注や補助金交付などで支出した金額の総計は、実に12兆6047億円。再就職先となった法人は全部で4696。天下りの官僚1人当たり約4億円の支出ということになります。しかも発注された事業のうち98.3%が競争のない随意契約。残念ながら、これがこの国のカタチです。約2兆6千億円の暫定税率分の悲鳴よりも、余程深刻な、天下り官僚天国だと思います。ブレずに新年度を迎えましょう。14:10