ここ最近、自民党の大臣を経験したベテラン議員の引退表明が相次いでいますが、彼らは決まって後継者に息子を指名しています。すでに自民党の国会議員の実に45%が、何らかの世襲議員だそうで、この割合は選挙の度に益々上昇していくことでしょう。一方、霞が関の若手官僚が政界に転出する際、自民党ではなく、最近は民主党を選ぶ傾向が顕著になってきました。世襲の横行も含め、既得権を守る政治に魅力が薄れていることの表れでしょう。優秀な官僚に限らず、いい人材を発掘することこそ、政権交代には絶対必要な要素だと確信しています。15:05