多くの不安と混乱を抱えながら、ついに東京五輪が開幕。日本社会そのものの劣化を嘆きたくなるような醜聞も次々と噴出し、さらにワクチン接種が進んでいるにもかかわらずコロナ感染者数の激増が止まりませんから、手放しで喜べる祭典ムードでないことは明らかでしょう。とはいえ、人生と己のすべてをかけて競技に打ち込んできた五輪代表選手に、素直にエールを送ってテレビの前で観戦したいと思っています。そして、まさにこれこそが菅義偉総理が一縷の望みを託してきた五輪祝賀ムードをテコにした政権浮揚策なんだろうなと妙な実感をしていますが、それこそ有権者を小馬鹿にした話に他なりません。各種世論調査における内閣支持率も続落しており、政権与党に騙され続けてきた国民の怒りも沸点に達しようかという明らかな兆候が見て取れます。常識的に考えられる線の早い日程で10月3日、制度上許される最も遅い日程として11月28日が衆院総選挙の投票日となる見込みです。野党共闘のスクラムをガッチリ崩さずに、自公政権とがっぷり四つに組み合い、土俵下へ一気に押しやりたいと武者震いを覚えている7月です。酷暑が続きますが、皆さんもどうぞご自愛ください。10:00