新規の感染が連日過去最多を更新する師走。内閣支持率70%前後でスタートした菅政権も、支持率下落が顕著で、一部では不支持率が上回る数字も出てきています。菅総理自身の妙なこだわりに周辺が右往左往し、まさにスピード感をもって、政権の目指す「スピード感のある政治」が消え去りました。ブレーキとアクセルを同時に踏むような中途半端なコロナ対応が、年末年始に向けて更なる感染拡大を招き、結果的に経済にも今以上の深刻な悪影響を及ぼすことを強く危惧します。少なくとも税金で旅行や飲食を促進する「GoToキャンペーン」は一時的に停止し、損失は政府が補てんすべきでしょう。予備費は7兆円も残っていますし、医療への支援も急務です。来年の国会召集のタイミングは1月18日に決定的とのことで、いわゆる新春解散の可能性も完全に無くなりました。野党の役割を十分意識した上で、来年の都議選と総選挙への仕込みをする年末となりそうです。今年も残り3週間。早いものです。14:00