大型連休明けより辛うじて正常化している国会は、官邸執筆の脚本を見事に演じきった柳瀬元総理秘書官の参考人招致で一連の疑惑がますます深まる中、いよいよ会期末まで残りちょうど1ヶ月となりました。政府の不祥事連続発覚が招いた国会空転のあおりで、「TPP11」関連法案、働き方改革法案、カジノ関連およびギャンブル依存症対策法案など、審議不充分の重要法案とやらが積み置かれた状態になっています。問題点をはらんだままでも各法案を強引に押し通したい与党は、18日に、まずは「TPP11」関連法案を強行採決する算段で衆院内閣委員会を開会しましたが、茂木経済再生担当大臣に対し野党5党で不信任決議案を共同提出したことにより、その採決等は週明け22日以降へ持ち越しとなりました。来週は注目の新潟県知事選も告示されます。安倍政権の終幕を求める有権者の声をしっかりと汲み取り、その期待にお応えすることができるように、6月20日の通常国会会期末に向け、議運と国対の主戦場にてフル稼働していきます。ひょっとしたら小幅会期延長もある得るのかもしれません 。8:25